好奇心と恐怖心
2017年 03月 29日
雪山登山で高校生と教師が雪崩に遭遇。死者8人。
大惨事になってしまった。まだまだ若い命。子に先立たれた親の絶望もはかり知れない。
報道はすぐ安全面に問題なかったか?ばかり。雪山を登るという行為そのものが危険なのだ。
ズバッと言うと冬山なんかに行かなきゃいい。嵐の日に海水浴するやつはいないでしょ。
いや、待て。ボクは友達とよく遊泳禁止日に海に入り、わざと波に飲まれる遊びをしていた。
もしあの時、マジで溺れていたら、自然の恐さを身をもって実感したであろう。
立川談志師の格言にこんなのがある。「人間の好奇心に歯止めをかけられるのは恐怖心だけ」と。
目の前に山があるから登るんだという了見はいい。しかし恐いから止めるってのも重要だ。
雪崩というのは山の津波のようなもの。その発生頻度もめちゃくちゃ高い。
生き残った若者は数十人。もう登山なんてこりごりだと初めて思っただろう。
死んだ友の分まで頂を目指す!と、思いあがりを原動力にして山登りをつづけてもかまわない。
とにかく大自然を相手にする以上は、どうしたって「死」と隣り合わせなんだ。
ヘーマ
by h72ogn
| 2017-03-29 19:59