「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

「ゴールド」寸評2


 映画たる「映画」という作品だった。




 事実は小説より奇なり。こんなことが本当に起こっていたのか!?
本作の時代設定は1988年前後。実際に起きたこの大事件は1993年。アメリカでなくカナダで。
四半世紀前と現在でまるっきり変わったのは喫煙に対する常識だろう。嫌煙家は大喜び。


 喫煙者はずいぶん肩身の狭い世界になった。劇中、主役のケニーは酒と煙草を離さない。
とにかく喜んでは泥酔、悲しんでは酩酊状態といった感じだ。ウイスキーをガンガン飲む。
昨今よく見かける健康志向の連中なら卒倒しそうな食生活である。いいんだよ、それで。


 一攫千金、ハイ&ロー、デッド・オア・アライブ、天国と地獄…その凄まじさ。
男が一世一代の大勝負に出た時、てめぇの健康なんて考えていられるか。
あのヨレヨレのケニーを女性が見たら、「だらしない。こんな人間にツキが向くものか」。


 と、誰もがそう思うだろう。理解不能さ。だが男は“何か”にすがっていないともたないのだ。
とくに毎日〃神経すり減らしているタイプはね。ナイーブとかそんな単純な問題ではない。
ボクは120分間、ケニーに入り込み過ぎた。映画が終わった後、軽い二日酔いになったもんね。




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ヘーマ


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by h72ogn | 2017-06-07 19:58