「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

<   2015年 04月 ( 29 )   > この月の画像一覧

※内容に触れていませんが、これから見る方は読まないで下さい。




 「龍三と七人の子分たち」をシネマサンシャイン沼津で見る。それなりに席が埋まっていた。
若者はほとんどいない。年齢層高め。熟年夫婦が何組もいる。やはりというか無駄話が多い。
60、70代の連中の観賞マナーは悪い。彼らに「今の若者は」なんて言う資格はない。


 そんな世代がこの映画の主人公である。元ヤクザの老人が再び徒党を組んで起こす大騒動。
内容はこれだけ。100分の上映時間の中で、たけし流のコントがこれでもかと詰め込まれている。
いわゆるベタなものからシュールまで。あらゆるタイプの笑いがちりばめられていた。


 ボクはどちらかというと“万人うけ”する笑いがあまり好きではない。特に映画でだ。
だからテレビのお笑い番組はほとんど見なくなった。たけし特有の凶暴な笑いがもっと欲しい。
たしかに何箇所かそんなシーンはあったが…、つまり大衆作品に特化しようというつくりである。


 動員最優先か?見て損はないと思うが、映画館の巨大スクリーンでなくてもいい。
しかし、日本を代表する渋い俳優といわれている藤竜也によくあんな事をさせたと思う(笑)。







平馬
[PR]
by h72ogn | 2015-04-30 08:31

劣悪会得

 なんのために音楽をやっているのか?




 やる側でそういう思いや考えを巡らせる人と、まったくしない人がいる。
する人でも2タイプいて、黙って考える人、ボクみたいに発してしてしまう人間がいるのだ。
金儲けしたい、いい酒、いい車、いい女、いい家を手に入れたいと思っている者は多い。


 むしろそこまであからさまでいた方がわかりやすくていい。と、ボクは思っている。
では自分はどうかって話だが、究極的に言うと「やめられない」からやっているだけ。

 音楽の最大の魅力は、音が鳴ってそれが空中に飛び散って無くなる潔さである。
落語も同じ。声は出ては消えていく。優れた咄家さんの芸を前にすると儚さすら感じるのだ。




 満たされた環境でライヴばかりすると、大事なことがボヤけてしまったりするもの。
たまには劣悪な音響環境だったり、難しそうな客の前で演奏する機会は大切である。


 前述した“売れたい”一心の人は、どんな客層でも必ず振り向かせなければならない。
たとえそれが嫌な奴らばかりでもである。金儲けに自分の都合云々は持ち込めないからだ。


 我を押し通したら、まず次はないと思え。過酷だよなァ。ボクにはとても無理。不可能デス。
いや待て。ギャラ仕事だったり、自分主催の企画ライヴならガマンする。できるはず。


 しかしそうでない場合、それなりになる事は避けられない。気分が上がらなきゃそれまで。
だが、不愉快な状況や満たされていない環境でやる意味は必ずある。


 それは、、、


 不快な人間の前だと「あ~オレは自分のために歌っているんだな」って事が確認できるからだ!!






平馬
[PR]
by h72ogn | 2015-04-29 12:16

天窓でポール

 再考するも、やはり今回のポール来日公演はパスした。




 すでに大阪1回+東京3回の計4回、いずれもドーム公演は終了しており、今日が最終日。
場所は日本武道館。収容人数は東京ドームの20%。1万人。そのかわりチケ代5倍以上だ。
設定はなんと10万、6万、4万。最前列からどこまでが10万円なんだよ?興味がわいて調べた。


 驚いたのなんの。アリーナ席全部と南側(正面)の1階席のすべてだってよ!ほとんどじゃん!
つまりゲート収入はドームと同じ金額になる。たとえば伊東市観光会館だとどうなる?
キャパ約1000人だから、単純計算で¥1000000。百万円だーッ!いるんだろうな、それでも行く人。


 面白い。「四谷天窓」でやれ。スタンディング100人で超満員。入場料1000万円。
マンション買いますか?それともポール・マッカートニーですか?という世界になる。
ボクはこのライブも100人なら完売すると思う。いるところにはいるんだよ。糸目をつけないのが。


 …なんて事を頭に巡らせていたら、なんだか行くのがイヤになりました。けど、オレは正常だ。







平馬
[PR]
by h72ogn | 2015-04-28 10:18

合流

 西大井・美華飯店「ロック飯店」を終えて居酒屋へ移動。




 最初のビール(瓶)が到着したその時、ケータイ電話が鳴った。誰だ、こんな時に。
え!?サイトーか!美華飯店前にいるの?すぐこっちへおいで。場所はそこから1分だから。
サイトーは某アーティストの専属PA。日本各地から海外まで帯同している忙しい人。


 なんでも今の時期を逃すと、自由時間がすべて削られてしまう。今のうちに会える人に会う。
そんなわけで、本番には間に合わなかったが、乾杯には滑り込みセーフ(笑)。宴会は約2時間半。
いろんな話をした。なにせサイトーとはボクがドラマー時代からの付き合いなのだ。


 相変わらず仕事の鬼というタイプで、オンオフのスイッチがはっきりしている。
ひとたび現場に立つと目尻がキッと上がるのも変わっていないらしい。
最初から打ち解けた関係でなかったが、何度か地方に一緒してよく話すようになった。


 同じ釜の飯を食う。酒を酌み交わす。雑魚寝。PAは音の演出家みたいなものである。
ステージに立つ側の人間は、奏法や楽器頼りになるよりも、もっとPAと意思疎通をはかるべきだ。





平馬
[PR]
by h72ogn | 2015-04-27 16:15

本番前の昼下り

 さて、今夜はパイのライヴだ。




 都内で暗くなってからのライヴは久しぶりだな(笑)。高田馬場の遊戯搾りはいつも昼だから。
だいたいスタートは2時前後。終わりは4時。真冬だって外は明るい時間帯である。
我々やお客さんもアフターを楽しめる。この感じがいい。というより終演が遅いのが嫌なのだ。


 ライヴに丸1日を支配されたような状況にしたくない。かといって労働してからってのもな。
伊豆の時は昼過ぎまで仕事。それからノンストップで移動→リハ→本番→打上げと流れる。
器用に切り替えられる性格ではないので、去年なんか本番前に隣店のカレー屋に1人こもった。




 今日のイベントは2時から始まるが、パイの入りは4~5時。そのかわりリハーサル無し。
朝から今までのんびりしている。一昨日購入した、「寄席紙切り百年/正楽三代」も読み終えた。
落語(演芸)関連はダメ本が意外と多いのだが、この本は素晴らしかった。著者はお坊さんである。


 この余韻を引きずりゴロゴロして昼寝なんかしたら大変だ。濃い珈琲をいれて飲もう。
ではお暇な方は遊びに来て下さいな。入場無料。Tシャツの先行販売もあります。
かろうじてセトリは決めたが、あとは野となれ山となれ。ぶっつけ本番。楽しみダ!




f0347130_145949100.jpg




平馬
[PR]
by h72ogn | 2015-04-26 14:59

「皆殺しのバラッド」評

※内容に触れています。

これから「皆殺しのバラッド」をご覧になる方は読まないで下さい。




 ここ最近、再び映画熱が甦ってきたようだ。「アメリカンスナイパー」「バードマン」
「セッション」そして今回は「皆殺しのバラッド」というドキュメント映画を渋谷で見る。
メキシコ麻薬戦争を軸に、ミュージシャン、警察、犠牲者(遺体)をクローズアップしたもの。


 世界で最悪の危険な国境の街「フアレス」。お隣はテキサス州エルパソ(米国)である。
殺人事件の被害者数を比較すると、エルパソ5名に対しフアレスは6500人‼これは異常な数字だ。
流行りの音楽はナルコ・コリード。メキシコ産のラップのようなもの。


 ここに住む人はみな低収入。無法地帯と化した街にまともな仕事などないのだ。
それと、どんな地獄でも“住めば都”という呪縛があるのかもしれない。
たとえ家族に危害がおよんでも、あの土地から動こうという意識すらない人もたくさんいる。


 麻薬&殺人讃歌のリリックでラップしている男(27才)はこの真逆なのだ。
アメリカ在住でいながら、メキシコのヤバイ地域に短期移住をこころみたりする。
「悪」に対する憧れがどんどん肥大していく様をカメラは見事にとらえていた。


 ナルコ・コリードは、音だけを聴くと非常によい。いってみればあれはメキシコ民謡だから。
曲はすべて早いテンポの3拍子。映画そのものも、この“3”というのがキーワードになっていた。
住居、家族、仕事の3つ。街に居をかまえ、職につき、家庭を養うという三位一体。


 これが麻薬戦争のせいで、どれもこれも崩壊してしまう。とりつく島もない。
絶望だ、絶望。ボクはここまで光明や、一筋の光すら見いだせない作品を初めて見た。
ラストシーン。殺された悪党は城のような墓に眠り、善良な庶民はバラック小屋で暮らす。




 この場面がすべてを象徴していたように思う。んん~、2度は見たくないなァ。



f0347130_1752317.jpg






平馬
[PR]
by h72ogn | 2015-04-25 17:47

名人芸

「寄席紙切り百年 正楽三代」
2015.4.22~4.27 上野 松坂屋


初代、二代目、そして現在活躍中の三代目の林家正楽師匠の作品展示。そして実演。最前列で凝視。やっぱスゴイ。
絵を描く以上の技術。となりにいたご婦人も感嘆の声をあげていた。3年ぶりに自分(横顔)を切っていただきました。


f0347130_0115322.jpg

[PR]
by h72ogn | 2015-04-24 23:54

「セッション」評

※内容に触れています。これからご覧になる方は読まないで下さい。







 ラスト9分間は起承転結の「結」として最高の名シーンだった。ドラマーと鬼教師の物語。
究極の学園ドラマといったら軽すぎるか。とにかく師弟の“いきすぎ”感がたまらない。
エンドクレジットが終わった時、なんと客席から拍手が起こる。こんなの初めての遭遇だ。


 かつてボクもドラマーだったので、あの楽器の持つ魅力を知っている。
ロックでもジャズでも1番最後の最後の音を支配できるのはドラマーだ。
ドラムが鳴っているうちは終われない(笑)。それは音量の部分も含まれること。


 シンバルとバスドラをジャ~ン!と鳴らす瞬間は、一瞬でケリがつく射精の快楽に近い。
「セッション」のラストシーンは、ドラムに触れた事すらない人でも、
あの瞬間を疑似体験できるだろう。そしてもう1つ。肝腎なテーマがある。


 音楽は、譜面という決められたものにのっとっているものと、アドリブで成り立つものがある。
劇中、この譜面が一大騒動を巻き起こす。人生を規則的に生きる?アドリブぶっかます?


 弱冠28才の監督はそんな提議を「セッション」で示したとボクは思っている。






平馬
[PR]
by h72ogn | 2015-04-23 09:05

セッション

 『セッション』がスゴイらしい。




 特に試写会で見たSさんは、「絶対に平馬さんは気に入りますよ」と、大プッシュしていた。
映画通のTea-kも、「やっとアカデミー作品で納得いくものと出会ったよ」と言っている。
これは急ぐべき。3週間ぶりの東京。大荷物をかかえて有楽町ミラノ座へ直行。え!マジかよ!?


 上映20分前で最前列しか空席がないだと?信じられない。ま、いいよ。とにかく見ないと。
予告編20分間。だれるなぁ。特に邦画の予告は。ガキがパァパァ叫んでるだけではないか。
ようやく本編スタート。107分。あっという間に感じた。今日は内容に触れない。また後日書く。


 この傑作が、都内で3館(新宿、六本木、有楽町)でしか上映されていないのはおかしい。
バカなテレビ映画を5、6館カットして「セッション」に変えるべきだ。監督は弱冠28才。
とんでもない若き才人が現れたものだ。次回作どうなの?早くも期待する声がたくさんあるようだ。


 Sさんは「ユージュアルサスペクツの二の舞にならないといいけど…」ポツリそうつぶやいていた。
あれもまたラストが強烈。しかし、その監督は完全に商業主義に魂を売ってしまった。
つい先日見た「バードマン」と比較すると、カメラワークや色彩は劣るが、内容は互角である。


 いや、もしかしたら「セッション」に軍配があがるかも。ちなみにジャズ畑人間は否定派多数。
音楽的にどうだこうだとごたくならべているらしい。四角四面だよな。
あれは人間ドラマ。ジャズを通して描いたフィクションである。頭を柔らかくして見よう。






平馬
[PR]
by h72ogn | 2015-04-22 12:08

ビア事情

 日本で1番人気のビールは「アサヒスーパードライ」なんだって。




 ボクのまわりでも、ドライの“のど越し”がたまらん!という人が大勢いる。
どうやらビールって2通りの楽しみ方があるようで、それは舌と喉のような気がする。
つまり味わうタイプの人と、ごくごく飲むタイプの人で分かれているのかも。


 ボクは5年前まではバドワイザーみたいな軽めを好んでいたが、今はもう完全に逆。
きっかけはシカゴツアーの8日間。すっかりエールビール党になってしまった。味は濃くて苦い。
一般的なビールだとモルツ。プレミアムの付かない純正「モルツ」が1番しっくりくる。


 ハイネケンの小瓶もいい。これもちゃんときっかけがある。先月のことだ。
BIG LUCKがこのビールを差し入れしてくれた。すでにワインに変えていたが、せっかくだからと。
栓抜きで開けて飲む手間も演出のひとつ。思わず「ウマイ!」と唸ってしまった。


 ようやく気温が上がりビールの季節になってきた。缶より瓶。いや、生よりも瓶だな。






平馬
[PR]
by h72ogn | 2015-04-20 09:28