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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

「セッション」評

※内容に触れています。これからご覧になる方は読まないで下さい。







 ラスト9分間は起承転結の「結」として最高の名シーンだった。ドラマーと鬼教師の物語。
究極の学園ドラマといったら軽すぎるか。とにかく師弟の“いきすぎ”感がたまらない。
エンドクレジットが終わった時、なんと客席から拍手が起こる。こんなの初めての遭遇だ。


 かつてボクもドラマーだったので、あの楽器の持つ魅力を知っている。
ロックでもジャズでも1番最後の最後の音を支配できるのはドラマーだ。
ドラムが鳴っているうちは終われない(笑)。それは音量の部分も含まれること。


 シンバルとバスドラをジャ~ン!と鳴らす瞬間は、一瞬でケリがつく射精の快楽に近い。
「セッション」のラストシーンは、ドラムに触れた事すらない人でも、
あの瞬間を疑似体験できるだろう。そしてもう1つ。肝腎なテーマがある。


 音楽は、譜面という決められたものにのっとっているものと、アドリブで成り立つものがある。
劇中、この譜面が一大騒動を巻き起こす。人生を規則的に生きる?アドリブぶっかます?


 弱冠28才の監督はそんな提議を「セッション」で示したとボクは思っている。






平馬
by h72ogn | 2015-04-23 09:05