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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

長崎旅日記 4

 大浦天柱堂へ行く。




 ここは長崎市内にある観光名所「グラバー園」からほど近い。というか同じ敷地内である。
日本最古のキリシタン建造物。つまり国内で一番古い教会なのだ。1865年開館。築150年!!
入館料¥300。入って驚いたのはそのモダンな造り。荘厳さよりも静かな佇まいを感じた。


 1597年2月5日。豊臣秀吉の命令によって処刑された26人のカトリック信者。
彼らに捧げるかたちで天柱堂は建てられたという。正式名は二十六聖殉教者堂。
隠れキリシタン、バテレン追放令、踏み絵、歴史の授業で誰もが習ったはずだ。


 ボクが知らなかった(忘れていた)のは1930年から3年間ほど長崎に在住したコルベ神父のこと。
1941年にナチスに不当逮捕された。収容所から脱走者が出たことで、
無作為に選ばれた10人が「餓死罪」に処された。その中の1人が、「私には妻子がいる」と叫んだ。


 これを聞いたコルベ神父は、なんと身代わりになるとに申し出たのだ。
飲み水すら与えられない極限状態の中、神父は他の囚人を励まし祈り続けたという。
そして2週間が過ぎた時に薬殺(フェノール)された。実に酷い歴史上の出来事である。


 そして、原爆の被害は倒壊を免れた。天柱堂は迫害や爆撃をかいくぐり現在に至る。
軍艦島、原爆資料館、グラバー園、出島、亀山社中記念館、名所はたくさんあるが、
この大浦天柱堂はスルーしないでほしい。いやぁ長崎には考えさせられた。こういう旅もいい。

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平馬
by h72ogn | 2015-05-24 14:18