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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

プロレスはプロレス 2



 馬場さんが本質的に評価されたのは平成になってからだ。




 昭和後期。プロレスファンのほとんどが猪木率いる新日本プロレスびいきだった。
それがなぜまた馬場=全日本プロレス再評価となったのか?これにはボクなりの持論がある。
それはUWF(前田日明)の台頭。格闘技路線にファンの興味はシフトした。まさにこれだ。


 最強を自負していた猪木の肉体的な衰え。継承者といわれた前田はプロレスに見切りをつける。
この状況を虎視眈々と待ち望んでいた馬場さん。秀逸なキャッチコピーを伴い大攻勢を仕掛ける。



『みんなが格闘技に走るので、私、プロレスを独占します。』




 ボク(高2)はこのコピーを週刊プロレスで目にした時、糸井重里あたりがつけたものかと思った。
ところ後になって、当時の週プロ編集長であるターザン山本氏考案であることを知り驚く。
じつに的確で無駄のない、そして当時の状況を凝縮・反映した名文句だと思う。


 ターザン氏は、馬場・猪木に「プロレスとは何ですか?」と、それぞれに訊いている。


猪木「プロレスはロマンである」

馬場「プロレスとはプロレスである」


 ロマンの賞味期限は短いが、プロレスそのものの“奥行き”を馬場さんはわかっていた。
そしてファンはノスタルジックをココロの宝物にしていることも。


 1990年9月30日。後楽園ホールの馬場30周年記念試合。ブッチャー、ハンセン、アンドレ。
この3人は敵対する新日本から移籍してきている。まさか全日でこのマッチメークが組まれるとは!
だからホールにいた観客は「馬場さん、ありがとう!」という気持ちでいたのだ。


 けして「がんばれ馬場!」ではない。呼び捨てにしてはいけない人なのである。








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平馬

by h72ogn | 2015-06-08 08:45