談志本と談春本
2015年 07月 27日
立川流家元である故・立川談志と、次期名人候補の立川談春の本である。
仕事から帰ると郵便物があった。差出人はSさん。中身はこの2冊。談志本は今月発売されたばかりのもの。
知らなかった。うれしい。「観なきゃよかった」か。いいタイトル。インパクト大である。
内容は映画時評。滅茶苦茶。だって「シンドラーのリスト」なんて、観ていないのに“観る価値がない”とある。
ちゃんと終わりまで観賞した「ランボー怒りのアフガン」を満点評価。付記が笑える。
『何が強いってランボーほど強い奴ぁいねぇ』だって。世間では凡作といわれたスタローン作品なのだが。
ん~、芸術評、芸能評なんて、己の価値観や嗜好よりまず“生理”に合うかどうかってことなんだな。
家元が亡くなってもうすぐ4年。鬼才の残したコトバの熱はまだグツグツ煮えたぎっている。
平馬
by h72ogn
| 2015-07-27 23:32