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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

大島生まれ 2

 で、愛犬マークである。




 よく食べ、よく遊び、みるみる成長していった。年ごろになる。雄は馬鹿だからわかりやすい。
人間同様、発情期シーズン。いわゆる腰カックンカックンである。
見ていてあれほど間抜けなものはない。情けなさを通りこした一連の動き。そして表情。


 マークが他の犬とちと違うのは、カックンの相手がメス犬でなく、親父だったことだ。
毎夜、毎夜、懲りもせず茶の間座る父の肩に前足を乗せてムーブ。やられている方も嬉しそう。
見苦しいったらない。母の怒声「マーク、いい加減にしなさい!」も虚しい。


 とまぁホモ畜生と親父は一心同体のような間柄になっていった。現在、マークは14、5才。
このところ急速に足腰が衰え、夜中に家中を徘徊したり、糞をもらしたりしている。
もう長くはないだろう。ボクは寿命だから仕方ないと思っているが、父はどうも様子がちがう。


 もっとも心配なのは何を隠そうこの父である。ペットロスという言葉をご存じか?
可愛がっていたペットの死による巨大な喪失感。やがては鬱状態に陥るシンドロームだ。
まずい、非常にまずい。なにか対策を練らなければならない時期にきているのはたしかだ。
















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平馬



by h72ogn | 2015-10-23 14:46