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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

大人ぶって

 土曜日の夜に同級生の女友だちMと酒を呑んだ。



 高校が一緒。ただし3年間で同じクラスになったことはない。小田原市在住。既婚者。
子どもは1男1女。中1と小4。長男はなんと母親と同じ私立学校に入学。つまりボクの後輩でもある。
さぞ反抗期で大変かと思いきや、母であるMは息子が幼稚で困ると嘆いていた。そうなのかぁ。


 ボクは前から、男の子が大人になるのをどこかで拒絶している現象を問題視している。
まずそれは甥っ子(10才)を見ていて思った。この子も妹(7才)がいるが、精神年齢は逆転している。
バスや電車に乗れないだろうし、たぶん1人で行けるのは学校と公園くらいだろう。


 ボクは6才の時、バスに乗り隣町の親戚宅へ遊びにくり出していたし、9才で沼津まで行っていた。
電車は乗り換えがある。母の助言は「熱海駅で車掌さんに訊け」だけ。交通費はくれた。
当時の沼津市は、父が飲食店、祖父は映画館を経営したので、馴染み深い町の1つだったのだ。


 今のように変質事件が少なかったからか、はたまた親がズボラなのかわからないが…
とにかくうちは「勝手にしろ」の方針。しかし、1人行動はとても貴重な体験だった。
なぜなら男子は特に“ひとりっきり”の境遇に慣れていく過程が大事。


 いつかは独り立ちしなければならないからだ。知識と教養なんて後からどうにでもなる。
ガキ時分の学習は、言い換えればすべて暗記ものでしょう。勉強はほどほどで十分。
それよりも、自然、文明、文化、芸術を個別体感する方のが人間形成にイイ影響を与える。


 ボクは独身で子もいないが、それによってひじょうに客観的な教育論をもっている。
Mとの酒はハイペース。ワインが2本が空になり、ビールもそれなりに飲んだ。酔ったよ。
同級生だからという甘えから、持論をのたまってしまった。申し訳ない。ちょい反省。






 “孤独”という不安と恐怖を克服するには、独りでの経験を積み重ねていくしかない。
可愛い子には旅させろみたいなイベントでなく、日常のある部分を、自己処理させる必要はある。
街を行き交う若者の顔が幼児にしか見えない。これはマズイ。嘘でも背伸びしろっての。


 大人ぶった方のがまだマシだ。







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平馬



by h72ogn | 2015-10-26 14:30