必勝祈願
2015年 12月 29日
いや、もっと言うと桜庭に「負けてほしくない」のだ。ボクにはトラウマが残っている。
2003年8月10日。PPV観戦。バァンダレイ・シウバとの試合。桜庭はシウバ相手に連敗中。
この日は3度目の正直という究極のリベンジマッチ。体重もリミット近くまで上げていた。
まさに背水の陣。しかし現実は残酷そのもの。桜庭の不用意なローをシウバは見逃さなかった。
ワンツーパンチ。たしか左フックで勝負あり。失神KO。茫然自失とはこのこと。
伊東市は毎年8/10に按針祭という花火大会が開催される。けっこう盛大にやるのだ。
けれどボクは部屋から動けず。布団も敷けなかった。花火なんかとても見れたもんじゃない。
今思うと、プロレス、相撲、Kー1、総合格闘技を含むすべてで、最も感情移入した試合だった。
桜庭はあれから勝ったり負けたりを繰り返し、現在は新日本プロレスにあがっている。
4年ぶりのMMA。45才。体重差があるとはいえ、まだ若い青木真也にスカ勝ちする可能性は低い。
けどね、桜庭和志に勝ってもらわないと、あの日の悪夢が甦る。サク必勝を願うしかない。
※昨日行われた計量を見た。全体的に“和やか”ムード。殺気なし。UFCとの差を大きく感じた。

平馬