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by ヘーマ

安藤サクラ 2


 「百円の恋」はわずか4館の劇場公開からスタートした。




 ようするにまったく期待されず、日本で主流のテレビ映画の影に隠れたかたちだった。
しかし、4館だけの上映を見逃さない客はたしかな評価を持っているのだ。
つまり映画通を唸らせ、それが嘘偽りのない情報源となり、客が客をよぶ現象を発生させた。


 出来レースが常の日本アカデミー賞。そこで、最優秀主演女優賞&最優秀脚本賞を受賞。
その他ノミネートを含め、知名度と動員力にまさる作品や役者を飛び越える快挙を成し遂げた。
前代未聞。といっても前例が1つある。「冷たい熱帯魚」での最優秀助演男優賞(でんでん)である。


 主演女優では初めてじゃないかね。とにかく、安藤サクラの演技に凄まじいものを感じた。
あれを差し置いて、ちがう女優に取らせてはいけない。そんな良心が選考委員にあったのだろう。
いや、誰がどうみたって桁違いの存在感を示していた。けして美形ではない役者さん。


 それはご本人も百も承知のはず。だが、あの役柄をこなせる人は安藤サクラただ1人。
とんでもないものを見た。シャーリーズ・セロン「モンスター」以来の衝撃だ。
「日本のデ・ニーロは男優ではなく、女優にいました」と、Sさんは言っている。


 これ、「百円の恋」を見れば大袈裟でないことがわかるだろう。






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平馬

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by h72ogn | 2016-03-11 08:39