感動の大安売り
2016年 08月 29日
夏の終わりに必ずやるんだよなぁ。
「24時間テレビ~愛は地球を救う~」である。最近の名物は、意味不明のマラソンだろ。
今年は「笑点」メンバーの林家たい平。100キロ走。驚いたね、瞬間最高視聴率35%超え。
いったいどういうことなんだ。落語家のおっさんがトボトボ走る姿をそんなに見たいのかね。
え?ボクですか?その時間帯はテレビをつけていましたよ。「警察24時総集編」ね。
愛で地球は救えないという物騒きわまりない番組さ。つけてただけの状態だったが。
今日になり、昼の情報番組でたい平マラソンのゴールシーンが目にはいってしまった。
師匠こん平と抱き合い、涙ながらに「サライ」を熱唱してた。こいつらバカじゃねぇのか。
落語家は感動の安売り全般を嫌い、それを嘲り笑う性質の持ち主である。
だから笑いを生むことができるのだ。江戸っ子にはそんな天の邪鬼気質があった。
反逆心というかね。落語家がそっち側にいってどうすんだ!しかも真面目に走ってやがる。
みっともない。たい平さん、なかなか流暢な語り口の高座で好感持てたが、完全に帳消しだな。
今後はタレント業一本でやれ。落語は廃業しろ。しかし日本テレビって無粋な民放局だ。
ハンディキャップの人を晒して、芸人どもをやみくもに走らせ、マヌケなドラマまである。
それで商売してやがんだ。スゴイ金額のあがりがあると聞いた。だから毎年やってんのよ。
「こんな辛気臭いテレビなんぞ出てやるもんか!」障害者の中にもこういうのがいていい。
平馬
by h72ogn
| 2016-08-29 18:20