人気ブログランキング |

「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

N先生


 入船亭扇遊師「秋のひぐらし寄席」のこと。




 無駄話をする老人ども多数。キャパ250人で20人はいたな。これまでこんなことはなかった。
折からの落語ブームによるにわかファンなのか?“にわか”はバカ比率が高い。
どのジャンルも同じ。PRIDEの会場内にもよくいた。手製の弁当と酒を持ち込んでいた連中だよ。


 そうなると不愉快に金を払うようなもの。自然に足は遠のいてしまう。
先月の一之輔埼玉公演も変なのが隣にいた。4~50代女性。ブツブツなんか喋ってたな。
さすがに注意した。昨夜は馬鹿が多勢でどうにもならない。くそっ!もう帰ったるか?


 そんな時、元・伊東高校の教員であるN先生と会った。ボクを探してくれたようだ。
先生とはあるご縁でお付き合いをさせていただいている。江戸文化に詳しい博学者。
いや、歩く百科辞典。どんな事も知っている。年齢は70代半ば。なのに柔軟思考の持ち主なのだ。


 「いると思いました。ちょっとこっち来てくれる」先生は手招き。後をついて歩く。
ロビーまで行くと、赤い手提げをボクに渡した。「扇遊と君に酒を買ってきたから呑んでみて」
ホントですか!うれしいサプライズ。まさかお酒を贈られるとは夢にも思わなかった。


 高座の邪魔になるくたばり損ないと、N先生を同じ座席に並ばせてはいかんですよ。マジで。
扇遊師匠、トリネタの枕(世間話)で「お酒の差し入れをいただきました。」
そう言って、酔っ払いとイモ侍の騒動を描いた「棒鱈」に入る。いやぁ笑わせてもらいました。


 何より先生に救われたといっていい。頭のイイ人は施し上手でもある。見習いたいものだ。







f0347130_20054965.jpg

平馬

by h72ogn | 2016-10-05 20:05