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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

「淵に立つ」寸評 1


 よくもまぁこんな映画を…




※内容に触れます。ネタバレ。
これからの方は読まないで下さい。




 見たまんまだとこれほど絶望的な作品はない。だが核は善悪と罪、これに罰が加わったもの。
えてして物語は起承転結がもっとも重要になるが、「淵に立つ」は善悪罪罰と流れる。
主演の浅野忠信がよかった。はまり役。善人と悪人の境目を感じさせる繊細な演技。




 ヤサカは殺人を犯し服役。11年の刑期を終えて共犯者(トシオ)の経営する町工場に居候する。
その約3週間で巻き起こった出来事が前半。事故?傷害?トシオの娘は頭から出血し意識不明に。
現場にいたヤサカは姿を消した。…8年後。ここから後半。ふつうの映画なら娘は死ぬ。
しかし生きていたのだ。重度の障害者として。これってタブーを打ち破った設定である。


 トシオはなぜか物事に対して俯瞰的になったが、嫁はノイローゼ。因果応報という場面がつづく。
おっと大事な部分をお伝えしていなかった。この嫁と娘はプロテスタントである。
前科者のヤサカと彼女たちは、宗教とオルガンを通じて交流をはかっていった。
オトナ2人はやがて不倫関係に。娘の事件(事故)は、ヤサカがセックスを拒まれた直後に起こったのである。





つづく




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平馬

by h72ogn | 2016-10-18 19:18