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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

家族


 元旦は家族全員集合。



 祖父(96才)も施設から一時外出の許可を得て新年会に参加。大病を患っている身。
本来なら外に出るのはご法度。しかしもうこの年齢だし、来年はもういない確率が高い。
だったら好きな物をみんなで食べようとなった。施設内の担当医からもオッケーがでる。


 すでに足腰は立たなくなっていて、意識もハッキリというにはほど遠いという状態。
義弟の運転で迎えに行く。その途中、祖父は「これは外車だな。いいじゃないか」と車を褒めた。
「洒落るという気持ちを持たないとダメなんだ」とも。まだまだ頭脳は弱っていないと確信する。


 実家到着。そこから大人2人で祖父を担いで入室。介護士は大変な仕事だと改めて思う。
正午乾杯。みんなで蟹、肉、お節、雑煮、そして〆は自家製ラーメン。
うちは大食い家系だと思い知らされた。だって昨夜から爆発的に飲み食いしてこれだもん。


 ボクはこの日、子供を含めもっとも少食だった。祖父も刻んだ蟹や肉を美味そうに食べていた。
医者がそれを知ったら目を三角にして怒るだろう。完全に寿命を縮める行動と食事内容だから。
けどいいんだよ。最期の段階にさしかかった祖父。十分すぎるほど生を全うした(本人談)。


 今さらながら、僅かでも恩返ししたい。少しの時間でいいから一緒に飯を食べたい。
そういうボクらの自己満足を満たしてやろうと、おじいちゃんはひと踏ん張りしてくれたのかも。
かなりしんどかったと思うんだよね。ありがとうとごめんなさいという気持ちである。





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ヘーマ


by h72ogn | 2017-01-02 11:58