人気ブログランキング |

「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

聖なる鹿殺し 寸評

 知的変態映画だな。



 悪魔的で宗教にダブるテイストは「淵に立つ」と近い。こちらは邦画。浅野忠信主演。未見の方はレンタルでどうぞ。ただし娯楽性ゼロです。

 鹿殺しはコリン・ファレルとニコール・キッドマンが夫婦役で出演。ボクが感心したのは内容や演技よりも“音”である。とにかく全編にわたる不穏な空気間。

 次に何が起きるのだろうという不安感が常にある。そんな感情を引き出す立役者が、じつは非同期の効果音だった。もちろん音楽としても成立している。

 最近だと、坂本龍一の新譜が非同期型楽曲を中心としたものだった。製作過程を収めたドキュメント映像とN.Yでのライヴは映画化される。TVでもつい先日放送された。

 まったくの無音状態になっても人は狂ってしまうという。我々は日々、数々の雑音と共生しているのだ。しかしその不協和音は、組合せや解体で生まれ変わる。

 生き物にとって快にも不快にもなるから不思議だ。“音”そのものに興味がある人も鹿殺しは必見、いや、必聴です。キッドマンの人間離れした裸体も拝めるよ。





↓ポスターのインパクト大!
f0347130_12304828.jpg

ヘーマ
by h72ogn | 2018-03-17 12:30