「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

「ハッピーエンド」寸評

※内容には触れておりません。



 ミヒャエル・ハネケ監督作。



 フランスを代表する名女優のイザベル・ユペール主演。…と、表向きにはなっているが、完全に13才の小娘が主人公である。その演技力に脱帽。半分オトナ、半分コドモ。

 もしかしたらこのくらいの年代の女の子が、物事全般をもっとも冷静に見ているのかもしれない。大人たちの仮面をもぎ取ってしまうような。つまり、ごまかしが一切通用しない。

 恐るべき存在だ。映画はハネケ節全開。会話劇が中心だが、人物が話す背後で夜風がザザーッと吹いたりするシーンなど、細かい演出はさすがといえる。

 情報量の多い物語。1つ1つを映像化したら200分はかかる。それをうまく2時間内におさめた。説明的でないから、油断しているとわけがわからなくなるから気をつけて。

 すごくシュールなラストシーン。これは邦画やハリウッド作品に絶対にありえない終わり方だ。ハッピーエンド?バッドエンド?

 それは観た人だけに考えることのできる特権が与えられる。解釈はご自由にという風呂敷のひろげ方が好き。ハネケ監督は素晴らしい。そしてド変態だ!




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ヘーマ
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by h72ogn | 2018-04-03 20:21