Mr Bojangles
2019年 07月 05日
毎日の日課になった。
サミー・デイビスJrの歌う「Mr Bojangles」の動画を見ること。もちろん音源だけで聴いたりもするが、サミーのステージアクションが素晴らしい。たがら映像の方がずっと好きだ。
5分くらいの曲。口笛に始まり、途中から壮大な展開に。そして最後はまた口笛なのだ。見終えた後、1本の映画を観たような感覚になる。同じ曲を数々のアーティストがカヴァーしているが、サミーが断トツ。
日本人だと沢田研二が歌う動画がある。申し訳ないけど途中でストップした。もうパフォーマーとしてのベース、つまり下地が違いすぎる。サミーは旅芸人の一座として幼少期から活動していた。
ヴォーカル、ダンス、タップはもちろんのこと、演技や話芸までオールマイティにこなす。身長は低いし、脚は短い、顔もハンサムとはいえない。それでもステージに立つと圧倒的なのだ。
ボクは意外と若者の方がサミーの凄さがわかると思う。なぜなら、若さの持つ“軽さ”みたいなものに若者は飽きているから。重厚感のある本物の芸を欲しているのは実は若年層である。
ぜひ、サミー・デイビスJrに触れてほしい。
ヘーマ