マック30日
2019年 09月 24日
「スーパーサイズ・ミー」
モーガン・スパーロック監督作(2004)
Amazon Videoで見た。これ、すでに劇場観賞済みなんだが、あまりに衝撃的な内容だったので復習込みの2度目。監督自ら実験を試みた『マクドナルドを1日3食30日間食べたら人間はどうなるのか?』というドキュメント。
アメリカ人のファストフード利用率はハンパない。全体の22%が週3回以上の超ヘビーユーザー。ボクがパイでツアーをしたイリノイ州は肥満度全米ワースト2。そこらじゅうデブだらけ。
しかも並みのデブじゃあない。人間離れした超巨漢がゴロゴロいた。ふとコンビニで買ったキャロットケーキの甘さといったら壮絶で、舌が痺れるほど。大袈裟でなくアメリカの闇を垣間見たように思う。
映画のタイトルでもあるが、スーパーサイズとは炭酸飲料とポテトの規格のこと。サイズアップは無料。店員に「スーパーサイズにしますか?」と聞かれたら、「YES」と答えるのがルール。
1ヶ月後の結果、体重11キロ増、体脂肪8%増、血圧、血糖値、尿酸値、コレステロールが基準値オーバー。頭痛、動悸、無気力、精力減退、鬱の症状あり。恐ろしいことに、たったこれだけの期間で肝炎を発症する。
各分野3名のドクターは、20日目を過ぎたあたりで実験中止を言い渡していた。どうやら主役のハンバーガーよりも、これに炭酸飲料+揚げ物が合わさることで悪食三兄弟となるようだ。
スーパーサイズの飲み物は1.2リットル(!)。角砂糖30個分の甘味料。ポテトはでんぷん質を油で揚げたものなので、これだけで600カロリー超。ごはん茶碗3杯相当だ。ボクは1年に1~2回ほどマクドナルドに行く。
基本、マックフライポテト、チキンナゲット、ソーダ系は注文しない。だいたいハンバーガー2個とコーヒーorアイスティーだ。後で胸焼けするのがイヤだからである。
絶対に口にしないというわけではないが、あんなものはたまにでいい。あ、姪っ子(7歳)とこの夏一緒に飲んだマックシェイク・ヨーグルト味は美味しかったです。どうもね。
※今月、「スーパーサイズ・ミー2」が全米で公開された。
ヘーマ