心配ばっかり
2019年 11月 03日
武田邦彦氏が先月出版した最新本をネットで買って読んだ。
「50歳から元気になる生き方」というタイトル。何でもいいから面白くて新しい内容の本がただ読みたかったのだ。武田本は「偽善エネルギー」以来の購入である。こちらもためになる一冊でした。
昨日も書いたが、「50歳~」は、ほとんど頭の中にインプットされていた内容。なので目新しさ皆無。ちょっとガッカリ。しかし、終わりの頁に先生の座右の銘が記されていた。これが笑えた。
『降ったら濡れる、酔ったら吐く』
雨が降ったら体や服が濡れるので、びしょびしょの服は乾かし、冷えた体は風呂で温めればよい。ここの「酔った」というのは、乗り物酔い。気分が悪くなってしまったら吐けばすぐ治るではないかと。
これって酒酔いも同じことである。つまり、「なってしまった(起きてしまった)時に対応すればいいだけ」という教え。先のことばかり心配し過ぎる日本人。それは豊かさの逆であるという意味を含んでいる。
今を生きろ!…そんな重々しいコトバでないのが武田先生らしい。酔ったら吐くってな(笑)。そりゃそうだ。もっともだ。けれど人間はそういう当たり前の感覚が薄れていくものである。
ヘーマ