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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

「ブルーに生まれついて」寸評

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 これ、見逃していたんだよ。



 イーサン・ホーク主演「ブルーに生まれついて」だ。Amazon Videoでようやく見ることができた。伝説のトランペッター、チェット・ベイカーの伝記映画。まずポスターがいかしている。


 ジャズマンの破天荒さといったら凄まじい。ロック、パンク、ヒップホップ、どの音楽ジャンルにも強烈なエピソードの持ち主はいるが、昔のジャズ界と落語界にはとんでもな人だらけ。


 チェットはイタリアで逮捕され、ある映画監督によってニューヨークへ連れ戻された。ここから物語はスタート。しかし、麻薬の売人に多額の借金があり、帰国後のある夜にボコボコにされてしまう。


 頚椎損傷、顎は砕かれ、前歯はすべて折られた。今後トランペットを吹くことはできないという無情な診断が言い渡された。再起不能。しかし、様々な困難を克服し、再びステージに上がったチェット。


 そこは人気者の復活に相応しい大きなコンサート会場や、名門のジャズクラブではなく、田舎町のさびれた飲食店。毎週日曜に素人バンドが演奏する場に飛び入りというシチュエーション。


 その素人からダメ出しされるほど、思うように吹くことができない。絶望の淵に立たされたチェットを救ったのは、女性の存在だったのだ。まぁ伝記ものによくあるストーリーである。見所はイーサンの演技。


 バツグンでした。こういう精神が少し破綻した人物を演じさせると最高なのだ。過去作を挙げると「クロッシング」でしょう。これは悪徳刑事役。ちょいと気が触れている難しい役である。


 とにかくイーサンならたとえ作品に目新しさがなくても、彼を見るだけで価値はある。今夜はチェット・ベイカーを聴きながら酒でも吞むとするか。JAZZに合う酒No.1はウイスキー。


 できればスコッチだよな。しかし、家にあるのは「BLACK NIKKA」だ。…ま、いっか。





ヘーマ


by h72ogn | 2019-12-06 18:58