バッドクリスマス
2019年 12月 26日
「戒め」そう思うしかないな。
昨夜、ある人物とサシ飲み。年齢はボクよりずっと上の男性。お誘いを受けてのこと。「場所と時間はまかせる」かぁ。お金持ちならではの余裕。ちゃんとした店を選ばなくては。
ここなら間違いないという海鮮居酒屋を予約。電車利用なんですね?ならばと発車時刻を調べて返信。駅から店までのナビも細かく伝えた。ボクは失礼のないよう早めに到着。予め料理は注文しておいた。
6時乾杯。いろいろお話をして約2時間。そろそろと言うのでお勘定。二次会があるのかと思い、ふさわしき店はどこかと頭の中を巡らせる。その2分後、店員が金額を書いた紙をテーブルに置いた。
男性「いくらですか?」…え~9760円です。「あ、そう、釣りはいいよ」と、万札でなく五千円札をボクに差し出した。うわっ!マジか!まさかの割り勘だ!イヤな予感はしていたんだよなぁ。
これがいわゆる“金持ちのケチ”というタイプ。去年も年の瀬に食らわされたっけ。有馬記念騒動である。詳しくは1年前の日誌を読んでくれ。そいつも会社経営者のセコ成金だった。2人には共通点がある。
それは、むこうから持ちかけてきたことだ。ボクから誘ったり、言い寄ったりではない。昨夜は老齢の“別荘持ち”オッサンだぜ。家賃収入もあるだと?そんな身分でなぜ銭を出し渋るのだ?
3日前、ボク、元・芸者のお姐さんに奢ってもらっている。しかも3軒分も。そう思ったら、しみったれオッサンにキレそうになった。いや待て、待て。ガマンだ、ガマンせよ。
冒頭のコトバがよぎったおかげで抑えられた。8時45分帰宅。台所にいた母にすべて話す。というよりぶちまけた。ボクの愚痴を聞き終えた母、「あんたね、ほとんど金持ちはケチなのよ。気をつけなさい!」
おぉ、スゲー。えらい迫力。説得力あり。わかりました。いやぁ、しかしとんでもないクリスマスになってしまった。
ヘーマ