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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

「地獄の黙示録~ファイナルカット~」❷

 昨日のつづき。





 最狂映画「地獄の黙示録」は、当時として大変珍しいメイキング映像がある。「ハートオブダークネス」というタイトルで映画化された。コッポラ監督の奥さんが撮影したものだ。


 ボクが葛飾区金町に住んでいた時、近くにあった小さなレンタルビデオ屋でかりて見た。撮影現場は毎日大、大、大ドタバタ劇を繰り返す。主演(ハーベイ・カイテル)の交代、マーロン・ブランドのわがままぶり。


 デニス・ホッパーは役作りといってジャングルにこもり、そこで浴びるほどドラッグをやりまくって精神破綻を起こしていた。マーティン・シーンは心臓発作で緊急搬送。撮影地のフィリピンで台風直撃。


 巨額を投じて作られたセットがすべて流されてしまう。政府に大金を払って軍用ヘリを調達するも、内戦悪化で本当の戦地へ行ってしまい撮影中止。早々に予算オーバー。コッポラ監督は私財を投入した。


 とうとう監督自身も心労でダウン。まさに地獄そのものの様な現場になる。後年、「撮っている途中でわからなくなった」監督は当作についてこんなコメントを残している。


 じっさい、物語の後半からストーリーもおかしくなっていく。支離滅裂の世界。リアルに破滅へ向かっていくような感じがするのだ。「ハートオブダークネス」を見ると、また本編の壮絶さがよくわかるだろう。


 何回も「地獄の黙示録」を見たボクの結論は、1番狂っていたのはフランシス・フォード・コッポラ監督だったということだ。「映画」とは監督そのもの。監督がみえてこない作品は、映画とはいえないのである。






「地獄の黙示録~ファイナルカット~」❷_f0347130_13230125.gif

↑デニス・ホッパー。

完全にイッてる。

ヘーマ


by h72ogn | 2020-03-15 13:22