「水を抱く女」寸評
2021年 03月 24日
「水を抱く女」をオンライン試写会で見た。
独仏合作。物語の舞台はドイツである。内容には細かく触れない。リアリティある“おとぎ話”といったところ。映像と音楽は素晴らしい。
オンラインなのでスマホかタブレットでの観賞になる。ボクはiPad。これが映画館の大きなスクリーンだったらなぁと思える場面が幾つかあった。知らない街の風景はたまらないものがある。
幸せな男女のもつれ。元カレ、元カノ、それはつまり、残像と幻想と疑念がうごめくことになる。神話ベースのような映画だったが、ボクはこの3つの感情の「うごめき」だけを見ていた。
ウンディーネ役のポーラ・ビールの演技力に脱帽。ファーストシーンで掴みはOK。とにかく目ですべてを語ることができる稀な女優だ。なのでセリフはもっと少ない方が良かったかも。
3月26日(金)から公開。カップルで見るデートムービーではない。うん、絶対にやめるべきだ。
ヘーマ
by h72ogn
| 2021-03-24 14:34