ポン友定義
2021年 08月 24日
「ポン友」って何?
ある人からそう訊かれた。ボクはすぐさま、男同士にあって女同士や男女間にはない“間柄”のことだと答えた。もっと言うと、浮世離れした共通共有意識を持つ関係でもあると。
この「浮世」って「憂き世」と同義語らしい。辛く煩わしい社会生活のことを指す。先月、ターザン山本さんと会った時、「やっぱ持つべきはポン友ですよぉ」と呟いていた。
女性はリアリズムの塊。ズレているようで、反目しているようで、逸脱しているようで、実は絶妙なバランス感覚で実生活を過ごしていたりする。ところが、野郎は違う。
じっさいボクのまわりの行方知れずは一人二人ではない。マジでぷっつりと姿をくらましてしまったのもいる。もしかすると都市生活者は、絶望→逃避するのがノーマルな精神の持ち主かもしれない。
だがしかし、居なくなった人たちにポン友がいたとしたら?一時でも憂き世に対して背を向ける同志の存在があれば、きっと豊かで麗しい気休めを味わえたはずだ。ま、行方不明も自由だけどね。
「親友」というものには、どこか依存や執着が見え隠れする。ポン友にはそれが一切ない。彼らは人間はもともと孤独であることをわかっているし、独りを謳歌する術を会得している。たとえ家庭を持っていてもだ。
ボクにとってポン友は財産、宝である。
ヘーマ