廃墟音楽
2021年 11月 26日
それなりに売れたバンドならまだわかる。
けどさ、一塊のインディーズごときが“再結成”とかって恥ずかしくねぇのかね?そのきっかけがコロナ禍?見つめ直した?こんな時代だからこそ?…いい加減にしろよ。カッコ悪いです。
ボクは解散させたバンドは完全に見切りをつける。これ、メンバー個々は別だ。縁が生まれたのはたしかだ。宮内君とは「ピラニアポップ」で一緒に演奏してたわけだし。おかげでパイを作ることができた。
バンドって家みたいなもの。メンバーはその家にいる住人なんです。みなさんもよくわかると思うが、人が住んでいない家屋って、どんどんくたびれていくでしょ?あっという間に廃墟っぽくなる。やがてお化け屋敷と呼ばれちゃう。
解散LIVEってのは、家が腐ってしまう前に解体してサラ地にしておこうというケジメ行為。客だって最後だから見届けようという気持ちで足を運ぶわけでね。再結成なんて、過去との折り合いがつけられない奴らのすることだ。
世の中なんでもありという風潮がますます強くなっている。そういう流れにかまけて、いいオトナが美意識と価値基準を蔑ろにするのはよくないと思う。少なくともボクは自分の基準や線引きに逆らうことはしない。みっともないのはイヤだ。
ヘーマ