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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

「ギャング・オブ・アメリカ」寸評


 それもそうだ。



 その昔、立川談志が時事ネタを放り込んだマクラ(ネタ前の世間話)で、女子高生が売春で大金を稼いでいたという報道に対し、「売春婦が高校に通っていただけの話じゃねぇか」とバッサリ。


 いかにもという意見だが正論である。映画「ギャング・オブ・アメリカ」もそういう見方をすれば、別にどうってことはない。内容はマイヤー・ランスキーの自叙伝的物語。戦前・戦後で荒稼ぎした伝説のギャング。


 「成功した実業家がヤクザだった」談志風に言えばそういうこと。映画としての評価は米国でも日本でも低い。それはドンパチが少ないからかもしれない。派手さがない。地味な作品である。




 しかし、ボクは十分楽しめた。ランスキーはもちろん、ラッキー・ルチアーノ、バクジー、アル・カポネなどなど、大袈裟でなくギャングがアメリカを牛耳っていた頃。そういう時代背景の予備知識があったから。


 それと、ランスキー役のハーヴェイ・カイテルをたっぷり見ることができた幸せ。そりゃ、邦題やポスターは最低だけどね。120分、まったく飽きなかった。ハーヴェイ好きな映画ファンにはオススメできる。




「ギャング・オブ・アメリカ」寸評_f0347130_20181842.gif

原題は「LANSKY」だ。

そのままでイイと思いませんか?


ヘーマ


by h72ogn | 2022-02-11 20:17