久々寄席(幕見券)
2022年 02月 20日
この週末は東京滞在。
ここぞとばかりってわけではないが、映画館と演芸場へ行ってきた。寄席はいつ以来だろうか。このコロナ騒動前だから2年以上は経過している。物価上昇はここにも。木戸銭は3千円に値上がり。
鈴本演芸場の公式サイトをチェックすると、19日(土)は代バネ。主任(トリ)の代演のこと。蜃気楼龍玉→隅田川馬石に。ネタ出しなのね。その演目は冬噺の代表格「二番煎じ」だった。
これは見たい。サイトをよく見ると“幕見券”なる赤文字が。中トリ以降1500円で発売するというではないか。OK!2時25分に鈴本到着。席も空いていた。下手の定位置は人がいたので、上手の三列目に座る。
柳家小菊(粋曲)→五街道雲助(粗忽の釘)→春風亭一之輔(人形買い)→林家一楽(紙切り)→隅田川馬石(二番煎じ)と流れた。なんて穏やかな時間と空間なんだろう。場内を見渡すと、単独で来ている若い女性客が多い。
小菊さんの唄う都々逸に、絶妙なタイミングで拍手していた20代女性がいたのには驚いた。この人はご自身が歌舞音曲に精通しているか、もしくはよほどの寄席マニアかと思われる。
約90分間の至福。たまにはこういう雰囲気を味わうのは必要だとつくづく思った。出口でスマホに電源を入れると、馬友OちゃんからLINEがきていた。「ランフォザローゼス2着。頑張りました」とある。
11人気の穴馬を軸に?久しぶりのホームランだ!おめでとう!お祝いメッセージを迅速に返す。帰りは雨が降っていたが、不忍通りを歩いた。日暮里の駅前の酒屋兼立ち飲み屋で出羽桜と濁り酒を計2合呑んだ。
20分で退店。こういう店は30分以上いたら無粋だ。店内にいた6人の客はTVのオリンピックに夢中だった。家でゆっくり見ればいいのにね。と、まぁそんな感じで伊豆にいたら味わえないことを満喫できた。
ヘーマ