60!
2022年 05月 28日
結成60周年なんて信じられない。
パイは今年結成20年。ただ初めてのライブは2003年(千葉・君津トリックアイ)だから、どっちなのかわからない。とりあえず、ボクと宮内君で“やろうゼ”となってから丸20年というわけである。
よく若い人たちからバンドが長くつづく秘訣を聞かれる。そんな時、ボクは「バンド内にチャーリー・ワッツがいるかどうかだよ」と答えることが多い。「チャーリー」とはローリングストーンズのドラマーだった人。
去年8月24日に亡くなった。バンドの軸は言わずもがな、フロントのお2人だ。ところが、ミックもキースも「チャーリーの一言がすべてを決める」と口を揃えて言っている。だいたい誰かと誰かが衝突してバンドは終わるもの。
もし仮にミック&キース主導だったら、ストーンズはとっくに終わっていた。もったとしても80年代前半で空中分解していただろう。7年以上もLIVEなしの空白期間がそれを物語っている。はい、パイのチャーリーは宮内君です。
彼を前にボクはまとまらないコトバを並べてベラベラしゃべる。10分くらい話したところで、宮内君が「いいんじゃないの」もしくは、「どうなんだろうね」で結論に達する。時間にして5秒ほど(笑)。
ストーンズはなんと60周年記念ツアーを行う。これはとてつもないことだ。ミック&キースは78歳。実は今、リアム・ギャラガーの新譜を聴きながらこの日誌を書いている。別にオアシス好きでもないのだが…
こやつ、過去にキースに対してクソ生意気な発言をした事がある。そのわりに“区画整理”された“ロックっぽい”というような曲ばかり。何も響いてこない。あのよ、ロックってのは根幹に「知ったこっちゃねぇ」っつう了見がないとな。
ね、宮内君、そうだよね?
ヘーマ