「渇きと偽り」寸評
2022年 10月 15日
オーストラリアの映画。117分。
最近あまりお目にかかることが少なくなったサスペンスもの。まさにその王道といった内容。
恋仲になった彼女の死に対してついた「嘘」によって疑惑の目を向けられ、父子ごと町を追いやられた青年が、後に連邦警察官となり、幼馴染みの不慮の死の報せを受け再び故郷へ帰るところから物語はスタートする…
以降の内容には触れない。「渇きと偽り」は邦題で、原題は「THE DRY」である。1年近く降雨のない裏さびれた田舎町の映像は、見ているだけでクシャミが出そうなカラッカラに乾燥しきった世界を醸し出していた。
現在=渇き、過去=水、真実=石、このトライアングルが軸になっている。珠玉の一本とは思わないが、シンプルにこういうシリアスな内容の映画はあっていい。いや、ないと困る。この夏は特にお子ちゃま映画ばかりだった。
オトナの映画離れを食い止めるには、映画然とした映画をどんどん公開することに尽きる。「渇きと偽り」けっこうなお手前でござんした。オススメです。
ヘーマ



