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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

「首」寸評

 構想30年というコピーを目にした。


 以前、北野監督が某雑誌で「製作◯年、構想◯◯年、製作費◯◯億円、そういう文言にみんな騙されちゃう。構想なんて早いに越したことはないわけでね」と話していたことを思い出す。


 天才は言うことが違うと感心した。だから何十年も前の記事内容を覚えていたし、コピーを見た時は違和感があった。今作「首」は、本能寺の変を北野流に仕立てた時代劇である。131分、R15指定。


 北野映画でもっとも長尺だったが、ダレ場もなく、2時間強があっという間に感じた。しかし、どうしても不自然なのはキャスティング。皮肉なものでビートたけし(76)の豊臣秀吉役だった。


 武将たちの当時の年齢は、織田信長49歳、明智光秀53歳、豊臣秀吉46歳、徳川家康41歳。いくらなんでも30才以上下の役を演じるのには無理がある。ボクには御隠居にしか見えなかった。


 興行的な部分で監督と出演を兼ねることが条件だったかもしれないが、個人的には「あの夏、いちばん静かな海」と同じように、監督業に専念してくれた方がよかった。秀吉の実像は頭脳明晰である。


 40代前半のインテリヤクザっぽい雰囲気の役者を配備してくれたら、もっとスクリーンに没入できたと思う。驚くべきは、女性の登場シーンを極力減らしていたところ。女優さん、1人も出ていない。


 唯一、女郎小屋の老女役で柴田理恵だけが出ていた。この方、「ワハハ本舗」のお笑いタレントだもん。完全に針を振り切っている。北野監督ならではだ。しかし、何か物足りない。ミスキャスト意外に原因がある。


 それがいったい何なのか?ターザン山本さんと長電話になった。封切り日に観賞済み。曰く「たけしさんのお遊びに付き合わされた感じ。まるでゲートボールですよぉ‼︎」…う〜ん、ボクはまだわからないでいる。

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ヘーマ

by h72ogn | 2023-11-25 14:27