日本ダービーは別格。
よくわからないでいた初心者のボクだったが、まわりにいる競馬ファンのざわつきぶりが違う。
先週(日)に開催された優駿牝馬戦が終わるとダービー一色に。すごい1週間だった。
毎日メールのやりとり。ふだん競馬をやらない人まで。こんなにいるんだと驚く。
そんな中、抜きん出た存在の3人。いや、我が三師匠。毎週のコラムが楽しみな覆面X氏。
ミスター“WINS早稲田”M氏。そして地元の同級生、“羊の皮を被った馬”ことOちゃん。
お三方面識ナシ。まるで異なる性質の持ち主。だから見解を聞くと楽しい。ためになる。
彼らが筆頭にあげる馬が一致することは少ない。つまり三者三様。しかし!
ボクがマカヒキと決めた時にかぎって、3人全員が「サトノダイヤモンド」完全合致。
レース直前まで何度目移りしそうになったことか。パドックや返しを見てもサトノはバッチリ。
静かなる闘志。やわらかな動作。トモ(後脚)の筋肉は18頭ナンバー1。異質なオーラを放つ。
前夜、キャリア4戦馬の連帯率は過去10年間ゼロ!とのデータを聞かされた時はまいった。
となると、リオン、サトノ、マカヒキの3強は消える。やはりマジェスティー?…困ったなぁ。
翌朝。
決戦当日。
各スポーツ新聞はどれもこれもサトノとマジェスティー推し。つづいてヴァンキッシュラン。
元ジョッキーの佐藤哲三さんはサトノを大プッシュ。マカヒキの文字は小さかった。
現地にいるOから府中競馬場の写メが届く。天気快晴。良馬場。ボクはMさん宅でテレビ観戦。
モリちゃんも新聞片手にやってきた。午後3時45分スタート!馬に不安なし。
すべては川田騎手にかかっている。素人のボクでも今回は後方から差すのは厳しいとわかった。
そうしたらきちんと中団内に位置。隣と真後ろに、サトノとマジェスティーの姿もある。
第4コーナーを回って長い直線に入った。マカヒキまだこの時点で馬群に埋もれているよ!!
キビシイーッ(財津一朗×100)!!
つづく

平馬
見た夢とまったく同じ展開になった。正夢だ。
そのままそっくり夢と現実が重なりあったのは生まれて初めての経験である。
第83回日本ダービー。1番のお気に入り「マカヒキ」激勝!実は直前まで不安要素だらけだった。
なにせ3歳馬最強を決める戦い。6913頭(!)の頂点。トライアルレースを勝ち抜いた18頭が揃う。
弱い馬はいない。前走「皐月賞」2着。伏兵だったディーマジェスティーが1着。
前々走「弥生賞」でボクはリオンディーズを軸にして馬券を買っていた。これはとれると確信。
しかし、パドックと返し馬で妙に凛とした馬が目に入る。なんだこの落ち着いた振る舞いは。
その時、これが1着だろうと。結果その通りに。同時にマカヒキファンになった日でもある。
皐月賞はマカヒキ軸。だが直前になって気が変わる。再びリオンディーズに賭けた。惨敗。
勝負は甘くない。ぶれてはならぬを教えられた。身につまされた。もうこりごりだ!
ダービーは絶対に変えない。何がどうなってもマカヒキでいく。そうボクは誓ったのだった。
つづく

平馬
やるなエテ公。
どこか地方の動物園から一匹のチンパンジーが柵を越えて脱走した。
あれは一頭と言う方が正しいかも。住宅街で発見。白昼堂々、大捕物の騒動に発展したのだ。
エテ公は電柱を登り、張り巡らされた電線をつたって逃げる。下から消防隊が追う。
素早い動きに人間はついていくのがやっと。ようやくクレーンを使い接近。麻酔銃を発射。
エテ公の尻っぺたに命中。しかし、その矢を引っこ抜いてまた走っていった。
うかつに手なんか出そうものなら大変なことになる。握力300キロ。成人男性の約6倍。
握られた瞬間に骨が砕かれる。手繰りよせられたら首を噛まれてあの世行きだろう。
猿に殺されたなんてなったら末代の恥である。人間様も慎重そのもの。ようやく麻酔が効く。
電柱から落下してあえなく御用。いや、捕獲されてしまった。ボクはなぜかエテ公の味方。
いつもこんな時、脱走した獣を応援してしまう。まさに“リアル猿の惑星”ではないか。
今回のエテ公はいい感じで反撃していた。迫力満点。檻に閉じこめられたうっぷん大爆発!
人間なんてやっちまいな!
※明日のダービー。データからすると1枠①ディーマジェスティー有利。
しかし!マカヒキはやってくれる!
直線後方からスルスル~っと飛んでくるから。夢に出てきたよ。マジで。

平馬
昨夜は同級生4人で晩飯を食べた。
夢も希望もない中華料理屋。生ビールが安いからということだけで利用している。
内1名は競馬ファン歴25年のOである。5月29日のダービーは競馬場まで行くという。
とにかくダービーと有馬記念は別格だと。その週は断酒するんだって。
彼はホントに一滴も飲まなかった。ド平凡なチャーハンを頼んでいたよ。
やがて検討会がはじまった。お互いの本命馬はちがう。ボクはマカヒキを軸にする。
もしかしたらあれこれやらないかも。皐月賞の反省はこれだ。負けたくない一心が仇になった。
まさかディーマジェスティーがくるとは夢にも思わないよ。その馬はダービーも出場。
1枠1番。絶好の内枠。クジ運もよい。マカヒキは2枠3番。サトノダイヤモンド4枠8番。
スマートオーディーン5枠10番。リオンディーズ6枠12番。ヴァンキッシュラン7枠14番。
よくも有力馬が各枠にばらけたと思う。書いているとまた目移りしそうだ。今回はぶれない。
マカヒキはいける。
あとは川田騎手にすべてがかかっている。頑張ってください。
📷最近のマカヒキ。
この前脚の筋肉は凄すぎる。
顔つきも精悍さが増した。

平馬
WOWOWに加入してますがね。
月額はたしか2400円くらい。WOWOWは3チャンネルある。ライブ、シネマ、プライムだ。
ありとあらゆるジャンルの番組が24時間放送されている。特に「シネマ」の充実度は高い。
今月は今村昌平監督特集があった。「復讐するは我にあり」「楢山節考」の2本を録画して見る。
キャストは監督お気に入りの役者が多い。その代表が緒形拳。殿山泰司や辰巳柳太郎も。
脇役の重要性。彼らが出ると場面がキュッとしまる。これ、不思議な現象だ。
今さら説明するまでもないが、緒形さんの演技はすごいものがある。リアリティー抜群。
「復讐~」では実在の連続殺人鬼に扮した。逃亡を繰り返し、その土地〃で女をつくる。
モテモテなんだ、この犯罪者が。劇中、なぜこいつがこんなに好かれるのかがよくわかる。
殺人犯なのにかわいいのだ。“可愛げ”というやつ。おまけに詐欺師。やたら口がうまい。
強奪した金もあるから、はぶりもよい。絶倫でもある。見上げたものだよ。
あ、んで、WOWOWだがね…
今月いっぱいで解約する。UFC生放送が突如打ちきり。契約続行の価値はもはやない。

平馬
21日(土)。高速バスに乗って君津へ移動した時のこと。
ボクとたこすの2人。なんでも娘さんの遠足が重なり、早朝から弁当作りをしていたという。
5時起床!?乗車して即寝。母よ眠れである。こちらは呑気に車窓の景色を見ながら競馬予想。
平安ステークス。アスカノロマンはかたい。しかも妹と同じ名前が入っているではないか。
前走はスルーしたせいでとれなかった。この馬を軸に、単勝、馬連、三連複といこう。
まわりの馬キチ、いや、馬友の方々の予想が一致していた。それにのるしかない。
ライヴ当日にテンションは下げたくない。リハーサルとバッティング。中継も見られないだろう。
よっぽど中座してやろうかと思ったその瞬間!グレーの車がバスを追い抜こうと急接近!
ほぼ同時にバスがアクセルを踏んでしまった。パパーッ!けたたましいクラクションの音。
今度は減速したグレー車の背後に現れた黒のミニバン。ヤバイ!ボクは思わず声をあげた。
まさに間一髪。コンマ何秒のタイミングで、まちがいなく事故になっていただろう。
ふざけるんじゃない。猛烈に腹が立つ。と、横を見るとたこす爆睡中。さすがだな。
リハ後のミーティング。まず、競馬の結果をチェック。おぉ!久しぶりに3点的中!
翌日も単勝と馬連を当てた。いつ以来の連勝なのだろう。これで今月はプラスマイナス0。
じつに穏やかな気持ちで5月29日(日)日本ダービーへ。何がどうあろうと『マカヒキ』でいく。

平馬
アイドル殺傷事件はひどい出来事だ。
現場は武蔵小金井にあるライブハウスの入口付近。被害者は20才と若い大学生のアイドル。
岩崎という名の容疑者は27才。妄想が巨大化したあげく、強い殺意を抱いて凶行におよんだ。
片方の腕を被害者の肩にまわし、抱き寄せるような態勢で刃物を突き刺した。その数20数箇所。
気が触れているとしか思えないTwitterの書き込みを無視されたことや、
プレゼントだと渡した腕時計を送り返されたことに憤怒。それが動機だと供述しているという。
護送車に乗せられた男の顔は、何かにとり憑かれたような目付きをしていた。
あれはキチガイ面だ。早かれ遅かれ、なんらかの危害をくわえる行動を起こしていただろう。
被害者自身とその母親は個別で警察に相談している。しかし対応はひじょうに冷ややかなもの。
「何かあったら通報して下さい」ってね、そんなもん子供だって言える台詞じゃないか!
サミット開催やオバマ大統領来日にあたり、都内は特に警備が強化されている様子。
八重洲地下街にそれなりの警官がいた。新幹線の改札付近になるとスゴイ数だ。
市民の訴えに耳をかさず、こんな時にだけチョロチョロしている警察機関はおかしい。
桶川市殺傷事件の教訓はまったくいかされていない。1ミリもね。
それとやはり自称アイドルというのも、それなりのリスクを背負う覚悟を持つべき。
ガチガチにスタッフや警備員に守られているAKBだって襲われたのだから。
SNS等の交流の場もそう。キチガイ野郎はどこにでもいる。そこらじゅうにいる。
だから、アーティスト側からの発信は一方通行でかまわないとボクは思う。
知力とコトバを持っていればできる。馬鹿じゃできない。なんでも“間”を詰めすぎるのは危険なのだ。

平馬
君津トリックアイの15周年記念ライヴ。
65分。10曲。今回は喋りの時間を短くした。最初、面喰らうほど客入りがよくなかった。
壁際に椅子席。それ以外はスタンディング。そりゃまず座るよ。立ちはほとんどいない。
ところが、途中からもともと後ろで立って見ていた人がジリジリ前の方へ歩を進めてくれたのだ。
最後の2曲でとうとう何人か踊りだした。刺青(タトゥー)入っていた人もね。ノリがイイ。
こういう風にじわりと場があたたまってくるのがわかると、安堵と高揚を同時に味わえる。
お祝い企画。賑やかにする事がパイの役目だ。それはキッチリ果たせただろう。
終演後、楽屋で写真撮影。ビールが美味い。ボクは乙部さんの車に乗ってすぐ帰る予定でいた。
しかし、オーナーの鳥飼さんとイシワタケイタに引き留められる。断るほど野暮ではない。
メンバーでボクだけ君津残り。撤収後、久しぶりに朝までコース。4時まで飲んだ。
翌日ケイタは福岡でライブ。朝9時、一緒に出発。こちらは東京行きの高速バスに乗る。
ぬけるような青空の下でバスはひた走る。そんな中、ボクは泥のように眠ったのだった。
鳥飼オーナーがプレゼントしてくれた。
「キャンター」。懐かしい~!

平馬
今日はライヴ当日。
場所は千葉県君津市にある「トリックアイ」。昨日から東京にいる。準備完了。
あとは出発するだけ。今回も乙部さんがドラムを叩く。機材もすべて持ち込み。
身軽さ、搬入、撤収の手間をかんがえると箱の常設ドラムを使用すればいいのだが・・
あえて自前をお願いした。モビーディックもあることだし。音質にはこだわりたい。
なにより22インチのバスドラが、こんな音で鳴り響くという驚きを味わってもらいたいのだ。
ドラマー必見。ボクは今回は特別な準備をしなかった。喋りのテーマすら決めていない。
出たとこ勝負でいく。そんなライヴがあってもいいじゃないか。
昨夜も相撲を見た後、行きつけの飲み屋へ。それから角打ちにも。日本酒一合呑んで帰宅。
喜多八師匠の急逝は驚きと同時に落胆もした。享年66才。残念である。
師匠の事はまた改めて書く。昨日の大一番、白鵬ー稀勢の里。取り組み後の談話がスゴイ。
「強い人は大関になる。宿命の人が横綱になる。稀勢の里は何かが足りない。」
白鵬はこう言ってのけた。現役バリバリの横綱にそう評された稀勢の里の昇進は消えたであろう。
というわけで、君津のみなさん後で会おう!ザ・パイのパイ+乙部ヒロは19:00上がりです。
【オープン15周年記念】
2016年5月21日(土)
「君津トリックアイ」
17:00op 17:30st
2000Yen(1d付)

平馬