「餅まきには敵わない」
新築の家。柱組みが終わると、家主が屋根に上り餅や小銭をまく習慣がある。
田舎でよく見かける儀式だ。あの時のババアどもの入れ込み様はハンパない。
エプロン姿でヌ~ッと現れ、その前掛け部分を巾着状態にし、片っ端から手中におさめる。
あがりが少ないと、「あの家はセコい。まく量が少なかった」と恨み節。恐ろしい生き物だ。
もう10年も前のこと。小学校の校庭で余興ライヴをした時だ。客は子供と老人のみ。
みんなお行儀よく聴いてくれていた。ところが途中で「焼そばできたよ~!」という声がする。
PTAみたいな親たちが露店をやっていた。声の主はここから。ヤバいぞ、これは。
唄いながらボクはそう思った。案の定、子供たちは焼そばへ一目散。
残ったのは佃煮みたいな年寄りだけになったもん。だから言わんこっちゃない。
じいさん&ばあさんたちも体が軽快に動けりゃ露店へいったはずだ。
耳や目より、人間の優先順位は口なのだろう。つまり食い気ということ。
例えばライヴをしている隣で餅まきがあったとしたら、客のほとんどはそっちへ移動する。
餅まきには敵わない。
これは、経験から生まれた格言である。

平馬
昨日は24時間テレビについて書いた。
それなりに辛辣な内容だったと思われるだろうが、50倍くらい薄めている。
間違ったことは何一つ言ってません。しかし、なにごとも食わず嫌いはよくない。
昨夜、21時~林家たい平100キロマラソン特集が放映されていた。ちゃんと見ましたよ。
3ヶ月にも及ぶドキュメント。準備期間~本番~武道館ゴール~後日談までたっぷり。
もしかしたら嫌悪感がひっくり返って、愛は地球を救うじゃん!となるかもしれない。
とにかく120分番組を最初から最後までしっかり視聴した。で、結論から言う。
やっぱり印象は変わらない。むしろよけいに腹が立った。あれは落語界にとってマイナスだ。
そうあえてボクは言い切る。噺家が人前でピーピー泣くな。カメラの前なんて言語道断。
こんなもんを鬼籍に入られた名人上手たちが見たらなんて言うだろう。なんだいありゃ、で終わりか。
たい平さん、バカなこと言ってたな。「落語家ゆえに、弱音は絶対に吐きません」だと。
100キロ走らねぇと殺されるわけじゃあるまい。嘘でも7、8キロでリタイアしろ。
落語なんぞやってる人間に期待したこちらがバカだった。世間にそう思わせろっての。
※生前の立川談志師、みのもんた司会「クイズミリオネア」に出演した。
惜しくも1千万獲得ならず。残念賞の渡された100万円の札を、すぐビリビリと破りすてた。
こうでなくちゃ。

平馬
夏の終わりに必ずやるんだよなぁ。
「24時間テレビ~愛は地球を救う~」である。最近の名物は、意味不明のマラソンだろ。
今年は「笑点」メンバーの林家たい平。100キロ走。驚いたね、瞬間最高視聴率35%超え。
いったいどういうことなんだ。落語家のおっさんがトボトボ走る姿をそんなに見たいのかね。
え?ボクですか?その時間帯はテレビをつけていましたよ。「警察24時総集編」ね。
愛で地球は救えないという物騒きわまりない番組さ。つけてただけの状態だったが。
今日になり、昼の情報番組でたい平マラソンのゴールシーンが目にはいってしまった。
師匠こん平と抱き合い、涙ながらに「サライ」を熱唱してた。こいつらバカじゃねぇのか。
落語家は感動の安売り全般を嫌い、それを嘲り笑う性質の持ち主である。
だから笑いを生むことができるのだ。江戸っ子にはそんな天の邪鬼気質があった。
反逆心というかね。落語家がそっち側にいってどうすんだ!しかも真面目に走ってやがる。
みっともない。たい平さん、なかなか流暢な語り口の高座で好感持てたが、完全に帳消しだな。
今後はタレント業一本でやれ。落語は廃業しろ。しかし日本テレビって無粋な民放局だ。
ハンディキャップの人を晒して、芸人どもをやみくもに走らせ、マヌケなドラマまである。
それで商売してやがんだ。スゴイ金額のあがりがあると聞いた。だから毎年やってんのよ。
「こんな辛気臭いテレビなんぞ出てやるもんか!」障害者の中にもこういうのがいていい。

平馬
昨夜は新橋で宴会。
居酒屋「海斗」の6人定員の個室に集合。メンバーは、KUROちゃん、BIGLUCK、CHAKO、andモリ。
音楽仲間である。しかし、話題はほとんど下ネタ。一切他言無用の内容。
しかしKUROちゃんはネタの宝庫だね。あの動じないCHAKOがひいていたのには笑った。
2時間半この店で飲み食いする。電話が鳴った。Atushiからである。よし、二次会で合流しよう。
ガード下の焼鳥屋へ移動。今度は音楽の話にもなったがすぐ脱線する。いいんだよ、それで。
与太話が大きなヒントになったりするものさ。みんなリラックスしていたように見えた。
こういう息抜きは必要だよね。駅前で解散。午前0時でも京浜東北線は混んでいた。
方角が同じのCHAKOと一緒に帰る。キミは昼から同窓会で一杯やってたんだろ?
すっかり酒に強くなったよな。昔は乾杯から15分で泥酔してた。しかも絡み酒である。
ま、あれはあれで面白かったけどね。BIGLUCKはこの日記を読みながら酒を呑んでいるという。
文章もいいが、もっと生身同士で盃を交えようじゃないか。ではみんな、また会おう。
📷今日、諏訪神社(西日暮里)で祭り。
涼しい土日だった。

平馬
西日暮里駅近くに美味い「うどん屋」がある。
JRではなく、舎人ライナー(モノレール)の方だ。歩道橋のすぐ下。
店名は知らない。いつも客がいっぱい。店内は長机が2つ並んでいる。
みんな相席状態でズルズル食っているのだ。ボクは蕎麦党。だからたまにしか行かない。
手打ち。出汁はは鰹と昆布の合わせ。もちろん天ぷらも各種ある。
かけうどん400円。大盛り100円増。竹輪、かしわ、野菜、海老、夏限定の鱧まであった。
昼メシ。なぜか温かいものが食べたくなる。大かけうどんに野菜天ぷら(240円)を別皿で注文。
野菜はたくさんの食べ方がある。生、茹で、焼き、煮物しても主役級の存在感だ。
しかし、さっきつくづく思ったね。野菜は揚げるのが1番美味いかもしれないと。
日替わり野菜は4種類。正面に品書きが掲示されている。「榎茸、茄子、オクラ、南瓜」。
揚げたてはまた格別だ。このグレードなら洒落た店だと1300円以上はとれるだろう。
ここは安い。腹一杯。お会計740円だよ!さて、今夜は宴会。場所は新橋にある某海鮮居酒屋。
参加メンバーは全員音楽絡みの人たち。モリちゃんも来るのか。ちょっくら行ってきます。

平馬
人気俳優はレイプ魔。
高畑裕太容疑者(22)。地方での映画撮影。宿泊したビジネスホテルで犯行に及んだ。
被害者は40代のホテル従業員。夜勤中に呼び出され襲われた。
高畑は酒に酔っていたが、しっかりこの女性をマーク。ターゲットにしていたようだ。
強姦致傷罪は懲役5年以上~無期までと幅広いが、初犯でも量刑はひじょうに重いと聞く。
このバカ役者、ブタ箱行きは免れそうにない。人生を棒にふった。もう俳優業には戻れまい。
高畑淳子の息子なんだってね。しょせんコネクションで芸能界入りしたんだろう。
売れっ子?まったく知らなかった。それより、女を見て悶々とする事くらい誰にでもある。
意外ときらびやか世界に身をおいている艶やかな女性よりも、一般職の美人の方が魅力的だ。
合意の上なら何の問題もなかったが、無理やり引きずり込むなんて最低の行為である。
てめぇが顔の知れた芸能人だから素人なんてチョロいというおごりがあったにちがいない。
センズリして寝りゃいいんだ。センズリしないから犯罪者になっちまったわけ。
性欲を抑制できないバカは猿以下である。エテ公も人間サマもつまるところ紙一重だがね。
ただし、はっきり言える。センズリは上等行為である。
野郎ども、今日もヌケ!明日もヌケ!

平馬
7月は暑かった??
日本の7月にかぎって珍しく冷夏だったが、地球規模だとまったくの逆。
観測史上もっとも暑い1ヶ月になったという。そういえば、クエートで53℃ってのを記憶している。
カリフォルニア州で50℃。ネバダ州は47℃だった。尋常でない数字。やはり地球温暖化なの?
温暖化とは違うという理論を展開している学者もいるが、じっさいどうなのだろう。
東南アジアの高温月は4~6月の3ヶ月間。40℃以上はあたりまえ。
そうなると人間の持つ労働意欲なんて削れる一方だ。日本人のやり方なんか通用しない。
外現場で8時間労働している国って日本だけでしょう。ホントに頭がさがる。
4年後の東京オリンピック。猛暑地獄、労働地獄、納期地獄、たぶん死人もでるだろう。
それはそうと、台風上陸は例年の半分ていど。9月にまとめて来襲するかもよ。
自然現象は不思議なくらい“つじつま合わせ”をしてくるもの。備えておいていいだろう。

平馬
どうでもいい。
今、1番そう思える出来事はSMAP解散の真相である。おっさんアイドルの集合体って気味が悪い。
オレはキライ。じっさい、キムタクや中居とは同年齢(1972年生)。だからよけいそう思うのか。
おっさんが寄り集まって踊りながら歌うな。作り笑いをするな。つまりおどけるなである。
もうすべてが軽いもん。そんな薄っぺらい奴がピンで何をやろうがつまらない。
演技にしたって説得力0%。現在、TVはジャニーズと吉本興業の二大勢力で成り立っている。
芸能界なんぞヤクザの仕組みと近い。銭になるのはバラけさせたくないのだ。
そこからみるとSMAPの連中も気の毒に思える。しかしジャニーズ所属で成熟した人っている?
どこかアイドル臭を残したようなのばかりではないか。あえてもう1度言おう。
おっさんが若い人と同じままでいたらアホだよ。エイジレスを標榜している野郎は目障りだけ。
ここでボクが芸というものを説いてもしかたないが、男は“枯れてこそ”という領域がある。
そこへ舵をふる事を拒否・拒絶したら、存在そのものが「未完」で終わるだろう。
だいたい主要メンバーがハワイ旅行に行っている間に解散を発表する軽薄さがアホ丸出しである。

平馬
リオオリンピック閉幕。
個人的に1番のサプライズは競泳。萩原の金メダル獲得ではない。アメリカ人選手がやらかした。
ロクテですよ、ライアン・ロクテ。フェルプスに次ぐ代表格。もちろんメダリストである。
水泳は自分もやっていたから興味はある。しかしほとんど見なかった。総集編でチェック。
前からロクテの存在は知っている。驚いたことはこいつの素行不良ぶり。祝勝会後の蛮行。
酔ってガススタのトイレを破壊した。そりゃやられた側は怒る。すぐ拳銃沙汰さ。
弁償しろ、すぐ金を払えと銃口を向けられたまま怒鳴られた。この事実をねじ曲げて警察に供述。
彼は「警察に扮した強盗に金品を奪われた」と嘘をつく。これ、瞬く間に世界中のニュースに。
しかし、現地警察は被害者側に曖昧な点が多々あるとして、なんと出国拒否にしたのだ。
ロクテ、あわてて前言撤回。1日にしてこんどは非難の的になった。まるで漫画のような出来事。
酔っ払っていたとはいえ、たちが悪いったらないよ。いくら速く泳げてもバカはバカ。
そうなると人間よりずっと速く、黙って遊泳している魚の方がよっぽどエライです。

平馬