さっき、貴子からLINEがきた。
画像付き。あっ!ジンソニックじゃん!彼の下に女児の姿が。セナ?ミカ?老眼で判別ができない。ん、ちょっと待てよ。この子は貴子の娘ではないぞ。誰の子なんだと返信すると、なんとジンさんの娘というではないか。まだ5歳前後なんじゃない?
彼は数年前に渡米してテキサス州オースチンの在住者になった。以降、交流が途絶えてしまう。貴子の旦那さんはイタリア系アメリカ人。ジンさんとSNS上で付き合いは継続していたらしい。元はスタジオ経営者兼レコーディングディレクターでもある。大塚「オレンジスタジオ」の主だった。
1stをそこで録音してから縁が深くなり、パイを褒めてきた楽器奏者をメンバーにしてしまう流れで、あれよあれよとシカゴツアーまで参加した人。「東京ボブディラン」でベース、パイではラップスチールギターを担当。もちろん英語ペラなので、渡米中は通訳も担ってくれた。
現在、都内で家族3人で暮らしているらしい。たしかボクより7~8つ年上。少なくともこの先15年間は養育しなくちゃならいわけで、うっかり死ぬわけにもいかない。それでも本人は意外とケロッとしてるのかも。まぁ、また縁が繋がれば同じステージに立つことがあるんじゃないの。
そういうことか。
なぜ江戸川区・小岩にある整形外科病院の分院が品川シーサイドにあるの?これは、日本全国から患者が集まってくるため。羽田空港に近いエリアに病院そのものをぶっ建てたらしい。診察室7部屋、処置室、レントゲン室、受付と会計がワンフロアにあった。本院のごちゃごちゃ感はない。
まずはレントゲン。それから診察。相変わらずY先生は物静かな方。年齢不詳である。ボクより若いだろう。40代前半あたりか。驚くべきは、患者側をしっかり見て対話しながら、手はブラインドタッチでキーボードをカチカチ。3年半前よりスピード感があったように思う。
手術で固定した箇所は問題ナシ。術後15%に後遺症が出るといわれているが、何とかもっている。固定したすぐ上の椎間板はまだしっかり厚みをキープしているという。ただし腰でなく、まったく別の部位に…この先は専門的な話に及ぶので割愛。ま、これも想定内である。
問診は時間にして15分。充実した内容だったので満足できた。レントゲンより踏み込んだMRIをすすめられたが、歩行困難なるほどの痛みはない。検査といえど、時間、お金、手間がかかるわけでね。丁重にお断りする。ということで次回の予約はせずに会計へ。
2680円を自動精算機で支払い病院を後にした。品川シーサイド駅ではなく、品川駅まで歩こうっと。スタッフに聞くと30分以上かかると言われた。テンポよく歩けば20分で着くな。2時36分出発。ホントに20分で駅に到着する。15:15品川発の東海道線(伊東行き)乗車。27°まで気温上昇。初夏を思わせた。
駆け込み観賞ダーッ‼︎
3年半前に2度の手術をした。椎間板ヘルニアと腰椎後方固定術。後に執刀医のY先生は品川の分院へ転属している。退院以来の受診だ。オペ数は日本屈指ということもあり、外来での診察は平日2~3日。今日の予約は3月中旬に完了していた。昨日、1泊2日で東京へ。ハイ‼︎18:10の回には十分間に合う。
「渋さ〜」の映画だもん、見ないわけにはいかない。国内で上映館は1つだけ。新宿K'sシネマへ。初めて行くミニシアターだ。とても綺麗で清潔感があり、天井もかなり高くて開放的もある。最前列ド真ん中の席。予告編からアングラでB級っぽい作品をガンガン紹介していた。いよいよ本編スタート。
黎明期に携わったメンバーたちと、バンドリーダーでありダンドリストの不破大輔さんへのインタビューが中心で構成されていた。オーケストラの演奏映像はほとんどなし。昔、ビートたけしがグルメリポートの難しさを話していたことがあった。「味の説明をすればするほど共感は減る」と。
素材はこれで、あれとそれを組み合わせ、塩味はこれくらいで、歯ごたえはあるけれど、口の中で溶ろけ、食べ終えてから後味がこうだ、酒はこれが合う…どこにでもある食リポだが、説明過程の中で好みと反対なものがあれば、視聴者は即ソッポを向く。
人間は興味や好奇心よりも感覚が優位に立つ。その最もわかりやすいのは、「好き」「嫌い」だとボクは思うのだ。だからリポーターが美味しそうに食べている映像を見て、味のイメージをしている時がMAX状態。説明的になるほどテンションは下降してしまう。
ズバリ言うが、渋さ知らズは「説明不要」である。あのステージに立つ30人が、それぞれの解釈で演奏し、踊り、歌い、喚き、客はその目撃者になるだけでよい。理屈抜き、唯一無比、酒池肉林だ。「木更津大作戦」で前座をやらせてもらった時、トリのステージを見てつくづく思ったことがある。誰が何をどうやっても、今ここにいる客を前にしたら、渋さには敵わない。ひょっこりローリングストーンズが現れても絶対に歯が立たねぇなって。
昨日のつづき。
チビ貯金瓶(日暮里)の方は途中でやめたまま放置。問題は自室に鎮座している高さ40㌢の貯金箱だ。幾らなのか、何枚なのか、まったく見当もつかない。硬貨はトータル千枚以上はあるだろう。そうこうしている内に耳寄り情報を得た。「◯◯◯◯金庫なら500枚まで無料」だと。
まごまごしていたら大手につづけとばかりにルールを大きく変えられてしまう。善は急げ。トンカチで貯金箱本体にヒビを入れ、中身をすべて新聞紙の上にザザーッと出してみた。あっ、千円札3枚発見。お札を入れた記憶がないのは酔って投入したからか。よほど気分が良かったのかね。
まず、種類別に分別。500円玉、100円玉、50円玉、10円玉、5円玉、1円玉の順にやる。5円あたりから急に腹が立ってきた。なんでこんなことをやらなきゃならんのだと。1番多かったのは10円、次が1円と100円だった。見込みを大きく上回る数。約2500枚。これを、5袋に分類する。
◯◯◯◯金庫へ。501枚以上は手数料1100円、500枚以下無料。「1枚多いですよ」みたいな知らせはない。硬貨の入金は1日1回のみ。自動計算機の機械に入れられた硬貨は口座へ直行。確定枚数が表示され、プリントアウトした用紙を見た担当者が諸々チェック。そんな流れ。
「53番でお待ちのお客様どうぞ」「ハイ、ハイ」「硬貨は全部で478枚でしたので手数料のご請求ございません」「どうもありがとう。あと4回来ますので宜しく。ところで神社の賽銭とかどうなっちゃうんですか?」「このあたりの神社はそんなお金集まらないですから」「は⁉︎」
予想だにしなかった返答に呆れる。
とにかく嫌な世の中になったもんだよ。
ヘーマ