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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

ひとり居酒屋

 ひとりで飲みに行ける店はあった方がいい。




 もちろん酒を飲めない人や、ひとり飲みができない人は必要ない。
後者のタイプって意外といるんだよね。誰かと一緒でないと外食できない人が。
酒好きならば贔屓の店をいくつか持っていたいもの。そこでまず重要なのは客層だと思う。


 男女若いグループや、女同士でパァパァだべっている連中がいない事。
長っ尻ジジィ、泥酔者、ボス的存在と自己設定している常連、著しいブスなどもいらない。
黙っている人に無理矢理話しかけるのも野暮だよな。小1時間でサッと帰るのも大事なルールだ。


 価格設定も重要。生ビール¥500以下、酎ハイ¥350以下、ホッピー¥450以下、中¥200以下。
つまみ類は、焼鳥¥100前後。煮込み、ポテサラ、お新香、この3つが自家製で¥400程度が妥当。
あ、酎ハイ関係の焼酎が「キンミヤ」ならさらにポイントアップである。


 できたら家族経営がいい。週末だけ手伝いにくる娘さん、そうね年齢は30代半ばくらいか。
両親のどちらにも似ていない美人。ちょっと病弱で色白。エロい。そんな女性がいる店が最高。
なかなかないのよ、これが。しかし!オレはやっと探し当てたぞーっ!!どこの何て店かって?


 教えるわけないだろ。
# by h72ogn | 2015-05-08 14:43

適役

 映画はどのジャンルも抵抗なく観ることができる。




 しかし、最近の邦画には興味は薄い。テレビの延長みたいなのばかり。役者も線が細い。
フランスではもうモデルでさえも、BMI数値の低すぎる人は契約できない制度ができた。
日本の俳優陣、特に女性の役者さんはひどく痩せている。特別な役作りでもないのに。


 一部ならまだしも。ガリかデブしかいない。真ん中のほどよい丸みをおびた美人はどこにいる?
たとえばホラーサスペンスに出てくるような影のある役にふくよかさはしっくりこない。
つい先日、市川崑監督「悪魔の手鞠唄」を見た。今から38年前の古い映画である。


 主役は岸恵子さん。当時の年齢は40代半ば。それでもめちゃくちゃ綺麗。シャープな顔立ち。
向こう側が透けて見えてしまうような色白なのだ。まさにはまり役。「適役」っのが絶対にある。
細けりゃいいという時代はもうとっく終わっているのだ。いい加減にしろといいたい。

 やはりどうも女性同士の憧れに対する価値基準が崩壊しているからだろう。
でなければあんな栄養失調系がちやほやされるわけがないのである。





平馬
# by h72ogn | 2015-05-07 20:09

風と共に

 心地よい風に吹かれたい。




 いきなり何を言い出すのだと突っこまれそうだが、ボクはいつもそう思っている。
お金で買えない自然現象からの恩恵。そのトップが涼風だろう。ってことは季節限定なのだ。
冬の時期の風は寒さの厳しさを感じさせる。反対に猛暑のそれはけして涼しい風ではない。


 やはり春か秋だ。5月と10月。ほんのわずかの期間の中で、生きていてよかったと本気で思う。
このGW中の半分は友人のMさん宅におじゃましていた。毎年恒例。酒と肴を調達し、宅呑みだ。
翌朝、軽い二日酔いに襲われる。カーテンを開けると快晴の空と、新緑を揺らす風が部屋に入る。


 ひらりとレースカーテンが窓際を舞い、ひんやりとした春風が肌に触れる。この清涼感が最高。
外で遊ぶガキの声すらヒーリングミュージックに聞こえてしまうのだ。花鳥風月は偉大だ。
まさに命の浄化作用。天然空気清浄だ。憑きモノすらおちている気がしてならない。


 風と共に去りぬ?
いや、「風と共に生きる」。



 つまらなく年をとってはいけないと、いつもこの頃になると思うのだ。






平馬
# by h72ogn | 2015-05-06 12:23

「Mommy」評

 映画?落語?美術館?さて何を選ぼうか。




 昨日、起床してすぐこの選択肢が頭に浮かんだ。けっきょく有楽町へ行くことに。
11:25上映の「Mommy」に決める。カナダ映画。前日の「ザ・トライブ」はヘビーだった。
全員聾唖者だもんな。さて今作はというと、、、これがまた一筋縄ではない。
登場人物は、いかにもスネに傷をもったシングルマザー、精神障害の息子、吃音者の隣人。


 この三者がおりなすヒューマンドラマである。138分もある長尺。役者はみな実力派。
ボクは吃音の隣人カレンの演技力に脱帽した。特に怒りを露にしたシーン。あれは恐かったなァ。
アバズレとキチガイ息子のバトル。それに絡むドモリ女という単純なストーリーだが、、、


 個々の心情、そしてその変化など、緻密に計算されつくしたエモーショナルな演出が光る。
ゴールデンウィーク、連休中の浮かれた気分がズボッと落ちる重~い作品だ。
2日続けて、見終えたあと、座席に張りつけにされたような感じになった。ま、レジャーよりマシ。

 一般人とは反対方向に歩を進ませた方が絶対に得するもの。ざまあみろだ。
ちなみに今、ガラガラの下り新幹線で伊豆へ帰っているところである。





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平馬
# by h72ogn | 2015-05-05 12:09

「ザ・トライブ」評

 こりゃ現代によみがえった「無声映画」だ‼




 今日、シネマカリテ新宿で「ザ・トライブ」を見た。ウクライナの作品。
外国映画なのに字幕なし。おまけに音楽もない。なぜかというと登場人物が全員聾唖だから。
言葉を発することができない。聴力ゼロ。手話を使う。ほんとに一言の台詞すらないのだ。


 とかく身体障害者が主人公となると、お涙ちょうだいのクサイ物語になるもの。
しかしこれは違う。みんな悪(ワル)。暴力、略奪、売春で金を稼ぐ族どもだ。
内容云々でならばよくある話。不良学園ものという感じだが、なにせ言葉がない。それが新しい。


 特に暴力描写やセックスシーンの音が生々しいのだ。よく撮ったよ。世界は広いなァ。
終演後はぐったり。どっと疲れが出る。最初~最後までダークトーン。同じ列に若いカップル1組。
2人とも正装に紙袋。女性の方が言ってたよ、「これは結婚式の後に見るもんじゃない」とね。


 「ザ・トライブ」は、ハッピーな気分を木っ端微塵にする破壊力をもった映画である。




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平馬
# by h72ogn | 2015-05-03 23:08

悪ふざけ

 忌野清志郎が亡くなって今日で丸6年が経った。




 今になってロックの神様みたいな持ち上げ方をされているが、
生前どちらかというと“厄介者”“邪魔者”“問題児”みたいな扱いをされていたように思う。
葬式の弔辞で甲本ヒロトが言っていた、「全部冗談だったんだよな」と。


 たとえば発禁になった「カバーズ」。ふつう単なる企画ものだったら、あれ1枚で終わる。
コンセプトアルバムとして出して終了になるはずだ。ところが清志郎(RC)はちがったのだ。
古巣に戻ってすぐ発売した「コブラの悩み」の1曲目で、怒りをぶちまけるかのようにこう歌う。


「日はまた昇るだろう。「東」の「芝」にも~」


 そう、発禁した東芝EMIの理不尽さに対してこの歌詞をつけた。清志郎はしつこい。
腹の虫がおさまらなかったのか、反体制の曲をぶちまける「ザ・タイマーズ」を結成。
このバンドもたくさん新聞ざたになった。悪ふざけと悪だくみの総動員といえる。


 清志郎ならではの起動力は、ヒロトの言う「全部冗談」からスタートしている。
しかし、怒りに対してだけは超リアルだった。才能を武器に闘った。戦争と核に牙を剥いた。
キャラクターやイメージみたいなものを超越。類い稀な存在感を示したロックンローラー。


 真剣に悪ふざけしないで、ロックも何もあったもんじゃないんだよ。



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平馬
# by h72ogn | 2015-05-02 17:17

ゴールデン悪夢

 五月晴れ。空調いらずで過ごせる心地よい月。



 スギ花粉も飛んでいない。まだ湿度も低い。しばらくは行楽日和がつづくようだ。
もうずいぶん前のこと。GW初日に伊香保温泉へ友人と一泊旅行した。
直近になって予約。その当時はアプリはおろかスマホもない時代。どうやって調べたか忘れた。


 我々の予算、宿代1万円内。さすがに夕食は付かないだろうと思っていたのだが…
なんと朝夕2食で9800円の旅館を発見!これはラッキー。すぐ予約。
んで当日。さんざん遊んで夕方宿に到着する。うわゎ~やっちまった。ひでぇや。


 旅館とは名ばかり。単なる巨大な箱。ロビーが無駄に広い。だが恐ろしく殺風景なのだ。
部屋に入る。やっぱりな。ちょいと色気付いた拘置所ですよ。飯は部屋食。もうわかるよね?
あなた入院したことあります?あんな感じ。ここは完全に修学旅行の学校相手の宿だ。

 朝飯の忌々しさ。世にもおぞましいアジの開き(干物)にはたまげた。
イヌイット族の保存食にもないような塩気。辛いの次元をこえている。
それ以来、ボクはGWの遠出を避けているのだ。連休中だけおとなしくなる東京がよい。







平馬
# by h72ogn | 2015-05-01 08:28
※内容に触れていませんが、これから見る方は読まないで下さい。




 「龍三と七人の子分たち」をシネマサンシャイン沼津で見る。それなりに席が埋まっていた。
若者はほとんどいない。年齢層高め。熟年夫婦が何組もいる。やはりというか無駄話が多い。
60、70代の連中の観賞マナーは悪い。彼らに「今の若者は」なんて言う資格はない。


 そんな世代がこの映画の主人公である。元ヤクザの老人が再び徒党を組んで起こす大騒動。
内容はこれだけ。100分の上映時間の中で、たけし流のコントがこれでもかと詰め込まれている。
いわゆるベタなものからシュールまで。あらゆるタイプの笑いがちりばめられていた。


 ボクはどちらかというと“万人うけ”する笑いがあまり好きではない。特に映画でだ。
だからテレビのお笑い番組はほとんど見なくなった。たけし特有の凶暴な笑いがもっと欲しい。
たしかに何箇所かそんなシーンはあったが…、つまり大衆作品に特化しようというつくりである。


 動員最優先か?見て損はないと思うが、映画館の巨大スクリーンでなくてもいい。
しかし、日本を代表する渋い俳優といわれている藤竜也によくあんな事をさせたと思う(笑)。







平馬
# by h72ogn | 2015-04-30 08:31

劣悪会得

 なんのために音楽をやっているのか?




 やる側でそういう思いや考えを巡らせる人と、まったくしない人がいる。
する人でも2タイプいて、黙って考える人、ボクみたいに発してしてしまう人間がいるのだ。
金儲けしたい、いい酒、いい車、いい女、いい家を手に入れたいと思っている者は多い。


 むしろそこまであからさまでいた方がわかりやすくていい。と、ボクは思っている。
では自分はどうかって話だが、究極的に言うと「やめられない」からやっているだけ。

 音楽の最大の魅力は、音が鳴ってそれが空中に飛び散って無くなる潔さである。
落語も同じ。声は出ては消えていく。優れた咄家さんの芸を前にすると儚さすら感じるのだ。




 満たされた環境でライヴばかりすると、大事なことがボヤけてしまったりするもの。
たまには劣悪な音響環境だったり、難しそうな客の前で演奏する機会は大切である。


 前述した“売れたい”一心の人は、どんな客層でも必ず振り向かせなければならない。
たとえそれが嫌な奴らばかりでもである。金儲けに自分の都合云々は持ち込めないからだ。


 我を押し通したら、まず次はないと思え。過酷だよなァ。ボクにはとても無理。不可能デス。
いや待て。ギャラ仕事だったり、自分主催の企画ライヴならガマンする。できるはず。


 しかしそうでない場合、それなりになる事は避けられない。気分が上がらなきゃそれまで。
だが、不愉快な状況や満たされていない環境でやる意味は必ずある。


 それは、、、


 不快な人間の前だと「あ~オレは自分のために歌っているんだな」って事が確認できるからだ!!






平馬
# by h72ogn | 2015-04-29 12:16

天窓でポール

 再考するも、やはり今回のポール来日公演はパスした。




 すでに大阪1回+東京3回の計4回、いずれもドーム公演は終了しており、今日が最終日。
場所は日本武道館。収容人数は東京ドームの20%。1万人。そのかわりチケ代5倍以上だ。
設定はなんと10万、6万、4万。最前列からどこまでが10万円なんだよ?興味がわいて調べた。


 驚いたのなんの。アリーナ席全部と南側(正面)の1階席のすべてだってよ!ほとんどじゃん!
つまりゲート収入はドームと同じ金額になる。たとえば伊東市観光会館だとどうなる?
キャパ約1000人だから、単純計算で¥1000000。百万円だーッ!いるんだろうな、それでも行く人。


 面白い。「四谷天窓」でやれ。スタンディング100人で超満員。入場料1000万円。
マンション買いますか?それともポール・マッカートニーですか?という世界になる。
ボクはこのライブも100人なら完売すると思う。いるところにはいるんだよ。糸目をつけないのが。


 …なんて事を頭に巡らせていたら、なんだか行くのがイヤになりました。けど、オレは正常だ。







平馬
# by h72ogn | 2015-04-28 10:18

合流

 西大井・美華飯店「ロック飯店」を終えて居酒屋へ移動。




 最初のビール(瓶)が到着したその時、ケータイ電話が鳴った。誰だ、こんな時に。
え!?サイトーか!美華飯店前にいるの?すぐこっちへおいで。場所はそこから1分だから。
サイトーは某アーティストの専属PA。日本各地から海外まで帯同している忙しい人。


 なんでも今の時期を逃すと、自由時間がすべて削られてしまう。今のうちに会える人に会う。
そんなわけで、本番には間に合わなかったが、乾杯には滑り込みセーフ(笑)。宴会は約2時間半。
いろんな話をした。なにせサイトーとはボクがドラマー時代からの付き合いなのだ。


 相変わらず仕事の鬼というタイプで、オンオフのスイッチがはっきりしている。
ひとたび現場に立つと目尻がキッと上がるのも変わっていないらしい。
最初から打ち解けた関係でなかったが、何度か地方に一緒してよく話すようになった。


 同じ釜の飯を食う。酒を酌み交わす。雑魚寝。PAは音の演出家みたいなものである。
ステージに立つ側の人間は、奏法や楽器頼りになるよりも、もっとPAと意思疎通をはかるべきだ。





平馬
# by h72ogn | 2015-04-27 16:15

本番前の昼下り

 さて、今夜はパイのライヴだ。




 都内で暗くなってからのライヴは久しぶりだな(笑)。高田馬場の遊戯搾りはいつも昼だから。
だいたいスタートは2時前後。終わりは4時。真冬だって外は明るい時間帯である。
我々やお客さんもアフターを楽しめる。この感じがいい。というより終演が遅いのが嫌なのだ。


 ライヴに丸1日を支配されたような状況にしたくない。かといって労働してからってのもな。
伊豆の時は昼過ぎまで仕事。それからノンストップで移動→リハ→本番→打上げと流れる。
器用に切り替えられる性格ではないので、去年なんか本番前に隣店のカレー屋に1人こもった。




 今日のイベントは2時から始まるが、パイの入りは4~5時。そのかわりリハーサル無し。
朝から今までのんびりしている。一昨日購入した、「寄席紙切り百年/正楽三代」も読み終えた。
落語(演芸)関連はダメ本が意外と多いのだが、この本は素晴らしかった。著者はお坊さんである。


 この余韻を引きずりゴロゴロして昼寝なんかしたら大変だ。濃い珈琲をいれて飲もう。
ではお暇な方は遊びに来て下さいな。入場無料。Tシャツの先行販売もあります。
かろうじてセトリは決めたが、あとは野となれ山となれ。ぶっつけ本番。楽しみダ!




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平馬
# by h72ogn | 2015-04-26 14:59

「皆殺しのバラッド」評

※内容に触れています。

これから「皆殺しのバラッド」をご覧になる方は読まないで下さい。




 ここ最近、再び映画熱が甦ってきたようだ。「アメリカンスナイパー」「バードマン」
「セッション」そして今回は「皆殺しのバラッド」というドキュメント映画を渋谷で見る。
メキシコ麻薬戦争を軸に、ミュージシャン、警察、犠牲者(遺体)をクローズアップしたもの。


 世界で最悪の危険な国境の街「フアレス」。お隣はテキサス州エルパソ(米国)である。
殺人事件の被害者数を比較すると、エルパソ5名に対しフアレスは6500人‼これは異常な数字だ。
流行りの音楽はナルコ・コリード。メキシコ産のラップのようなもの。


 ここに住む人はみな低収入。無法地帯と化した街にまともな仕事などないのだ。
それと、どんな地獄でも“住めば都”という呪縛があるのかもしれない。
たとえ家族に危害がおよんでも、あの土地から動こうという意識すらない人もたくさんいる。


 麻薬&殺人讃歌のリリックでラップしている男(27才)はこの真逆なのだ。
アメリカ在住でいながら、メキシコのヤバイ地域に短期移住をこころみたりする。
「悪」に対する憧れがどんどん肥大していく様をカメラは見事にとらえていた。


 ナルコ・コリードは、音だけを聴くと非常によい。いってみればあれはメキシコ民謡だから。
曲はすべて早いテンポの3拍子。映画そのものも、この“3”というのがキーワードになっていた。
住居、家族、仕事の3つ。街に居をかまえ、職につき、家庭を養うという三位一体。


 これが麻薬戦争のせいで、どれもこれも崩壊してしまう。とりつく島もない。
絶望だ、絶望。ボクはここまで光明や、一筋の光すら見いだせない作品を初めて見た。
ラストシーン。殺された悪党は城のような墓に眠り、善良な庶民はバラック小屋で暮らす。




 この場面がすべてを象徴していたように思う。んん~、2度は見たくないなァ。



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平馬
# by h72ogn | 2015-04-25 17:47

名人芸

「寄席紙切り百年 正楽三代」
2015.4.22~4.27 上野 松坂屋


初代、二代目、そして現在活躍中の三代目の林家正楽師匠の作品展示。そして実演。最前列で凝視。やっぱスゴイ。
絵を描く以上の技術。となりにいたご婦人も感嘆の声をあげていた。3年ぶりに自分(横顔)を切っていただきました。


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# by h72ogn | 2015-04-24 23:54

「セッション」評

※内容に触れています。これからご覧になる方は読まないで下さい。







 ラスト9分間は起承転結の「結」として最高の名シーンだった。ドラマーと鬼教師の物語。
究極の学園ドラマといったら軽すぎるか。とにかく師弟の“いきすぎ”感がたまらない。
エンドクレジットが終わった時、なんと客席から拍手が起こる。こんなの初めての遭遇だ。


 かつてボクもドラマーだったので、あの楽器の持つ魅力を知っている。
ロックでもジャズでも1番最後の最後の音を支配できるのはドラマーだ。
ドラムが鳴っているうちは終われない(笑)。それは音量の部分も含まれること。


 シンバルとバスドラをジャ~ン!と鳴らす瞬間は、一瞬でケリがつく射精の快楽に近い。
「セッション」のラストシーンは、ドラムに触れた事すらない人でも、
あの瞬間を疑似体験できるだろう。そしてもう1つ。肝腎なテーマがある。


 音楽は、譜面という決められたものにのっとっているものと、アドリブで成り立つものがある。
劇中、この譜面が一大騒動を巻き起こす。人生を規則的に生きる?アドリブぶっかます?


 弱冠28才の監督はそんな提議を「セッション」で示したとボクは思っている。






平馬
# by h72ogn | 2015-04-23 09:05