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「ザ・パイのパイ」オギノへーマ殴り書き/書き殴り/本音/虚偽/事実/夢想/真実/妄想/本音/無根/吐露/激情/・・その他諸々の五百字詰め。毎日更新!


by ヘーマ

天窓でポール

 再考するも、やはり今回のポール来日公演はパスした。




 すでに大阪1回+東京3回の計4回、いずれもドーム公演は終了しており、今日が最終日。
場所は日本武道館。収容人数は東京ドームの20%。1万人。そのかわりチケ代5倍以上だ。
設定はなんと10万、6万、4万。最前列からどこまでが10万円なんだよ?興味がわいて調べた。


 驚いたのなんの。アリーナ席全部と南側(正面)の1階席のすべてだってよ!ほとんどじゃん!
つまりゲート収入はドームと同じ金額になる。たとえば伊東市観光会館だとどうなる?
キャパ約1000人だから、単純計算で¥1000000。百万円だーッ!いるんだろうな、それでも行く人。


 面白い。「四谷天窓」でやれ。スタンディング100人で超満員。入場料1000万円。
マンション買いますか?それともポール・マッカートニーですか?という世界になる。
ボクはこのライブも100人なら完売すると思う。いるところにはいるんだよ。糸目をつけないのが。


 …なんて事を頭に巡らせていたら、なんだか行くのがイヤになりました。けど、オレは正常だ。







平馬
# by h72ogn | 2015-04-28 10:18

合流

 西大井・美華飯店「ロック飯店」を終えて居酒屋へ移動。




 最初のビール(瓶)が到着したその時、ケータイ電話が鳴った。誰だ、こんな時に。
え!?サイトーか!美華飯店前にいるの?すぐこっちへおいで。場所はそこから1分だから。
サイトーは某アーティストの専属PA。日本各地から海外まで帯同している忙しい人。


 なんでも今の時期を逃すと、自由時間がすべて削られてしまう。今のうちに会える人に会う。
そんなわけで、本番には間に合わなかったが、乾杯には滑り込みセーフ(笑)。宴会は約2時間半。
いろんな話をした。なにせサイトーとはボクがドラマー時代からの付き合いなのだ。


 相変わらず仕事の鬼というタイプで、オンオフのスイッチがはっきりしている。
ひとたび現場に立つと目尻がキッと上がるのも変わっていないらしい。
最初から打ち解けた関係でなかったが、何度か地方に一緒してよく話すようになった。


 同じ釜の飯を食う。酒を酌み交わす。雑魚寝。PAは音の演出家みたいなものである。
ステージに立つ側の人間は、奏法や楽器頼りになるよりも、もっとPAと意思疎通をはかるべきだ。





平馬
# by h72ogn | 2015-04-27 16:15

本番前の昼下り

 さて、今夜はパイのライヴだ。




 都内で暗くなってからのライヴは久しぶりだな(笑)。高田馬場の遊戯搾りはいつも昼だから。
だいたいスタートは2時前後。終わりは4時。真冬だって外は明るい時間帯である。
我々やお客さんもアフターを楽しめる。この感じがいい。というより終演が遅いのが嫌なのだ。


 ライヴに丸1日を支配されたような状況にしたくない。かといって労働してからってのもな。
伊豆の時は昼過ぎまで仕事。それからノンストップで移動→リハ→本番→打上げと流れる。
器用に切り替えられる性格ではないので、去年なんか本番前に隣店のカレー屋に1人こもった。




 今日のイベントは2時から始まるが、パイの入りは4~5時。そのかわりリハーサル無し。
朝から今までのんびりしている。一昨日購入した、「寄席紙切り百年/正楽三代」も読み終えた。
落語(演芸)関連はダメ本が意外と多いのだが、この本は素晴らしかった。著者はお坊さんである。


 この余韻を引きずりゴロゴロして昼寝なんかしたら大変だ。濃い珈琲をいれて飲もう。
ではお暇な方は遊びに来て下さいな。入場無料。Tシャツの先行販売もあります。
かろうじてセトリは決めたが、あとは野となれ山となれ。ぶっつけ本番。楽しみダ!




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平馬
# by h72ogn | 2015-04-26 14:59

「皆殺しのバラッド」評

※内容に触れています。

これから「皆殺しのバラッド」をご覧になる方は読まないで下さい。




 ここ最近、再び映画熱が甦ってきたようだ。「アメリカンスナイパー」「バードマン」
「セッション」そして今回は「皆殺しのバラッド」というドキュメント映画を渋谷で見る。
メキシコ麻薬戦争を軸に、ミュージシャン、警察、犠牲者(遺体)をクローズアップしたもの。


 世界で最悪の危険な国境の街「フアレス」。お隣はテキサス州エルパソ(米国)である。
殺人事件の被害者数を比較すると、エルパソ5名に対しフアレスは6500人‼これは異常な数字だ。
流行りの音楽はナルコ・コリード。メキシコ産のラップのようなもの。


 ここに住む人はみな低収入。無法地帯と化した街にまともな仕事などないのだ。
それと、どんな地獄でも“住めば都”という呪縛があるのかもしれない。
たとえ家族に危害がおよんでも、あの土地から動こうという意識すらない人もたくさんいる。


 麻薬&殺人讃歌のリリックでラップしている男(27才)はこの真逆なのだ。
アメリカ在住でいながら、メキシコのヤバイ地域に短期移住をこころみたりする。
「悪」に対する憧れがどんどん肥大していく様をカメラは見事にとらえていた。


 ナルコ・コリードは、音だけを聴くと非常によい。いってみればあれはメキシコ民謡だから。
曲はすべて早いテンポの3拍子。映画そのものも、この“3”というのがキーワードになっていた。
住居、家族、仕事の3つ。街に居をかまえ、職につき、家庭を養うという三位一体。


 これが麻薬戦争のせいで、どれもこれも崩壊してしまう。とりつく島もない。
絶望だ、絶望。ボクはここまで光明や、一筋の光すら見いだせない作品を初めて見た。
ラストシーン。殺された悪党は城のような墓に眠り、善良な庶民はバラック小屋で暮らす。




 この場面がすべてを象徴していたように思う。んん~、2度は見たくないなァ。



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平馬
# by h72ogn | 2015-04-25 17:47

名人芸

「寄席紙切り百年 正楽三代」
2015.4.22~4.27 上野 松坂屋


初代、二代目、そして現在活躍中の三代目の林家正楽師匠の作品展示。そして実演。最前列で凝視。やっぱスゴイ。
絵を描く以上の技術。となりにいたご婦人も感嘆の声をあげていた。3年ぶりに自分(横顔)を切っていただきました。


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# by h72ogn | 2015-04-24 23:54

「セッション」評

※内容に触れています。これからご覧になる方は読まないで下さい。







 ラスト9分間は起承転結の「結」として最高の名シーンだった。ドラマーと鬼教師の物語。
究極の学園ドラマといったら軽すぎるか。とにかく師弟の“いきすぎ”感がたまらない。
エンドクレジットが終わった時、なんと客席から拍手が起こる。こんなの初めての遭遇だ。


 かつてボクもドラマーだったので、あの楽器の持つ魅力を知っている。
ロックでもジャズでも1番最後の最後の音を支配できるのはドラマーだ。
ドラムが鳴っているうちは終われない(笑)。それは音量の部分も含まれること。


 シンバルとバスドラをジャ~ン!と鳴らす瞬間は、一瞬でケリがつく射精の快楽に近い。
「セッション」のラストシーンは、ドラムに触れた事すらない人でも、
あの瞬間を疑似体験できるだろう。そしてもう1つ。肝腎なテーマがある。


 音楽は、譜面という決められたものにのっとっているものと、アドリブで成り立つものがある。
劇中、この譜面が一大騒動を巻き起こす。人生を規則的に生きる?アドリブぶっかます?


 弱冠28才の監督はそんな提議を「セッション」で示したとボクは思っている。






平馬
# by h72ogn | 2015-04-23 09:05

セッション

 『セッション』がスゴイらしい。




 特に試写会で見たSさんは、「絶対に平馬さんは気に入りますよ」と、大プッシュしていた。
映画通のTea-kも、「やっとアカデミー作品で納得いくものと出会ったよ」と言っている。
これは急ぐべき。3週間ぶりの東京。大荷物をかかえて有楽町ミラノ座へ直行。え!マジかよ!?


 上映20分前で最前列しか空席がないだと?信じられない。ま、いいよ。とにかく見ないと。
予告編20分間。だれるなぁ。特に邦画の予告は。ガキがパァパァ叫んでるだけではないか。
ようやく本編スタート。107分。あっという間に感じた。今日は内容に触れない。また後日書く。


 この傑作が、都内で3館(新宿、六本木、有楽町)でしか上映されていないのはおかしい。
バカなテレビ映画を5、6館カットして「セッション」に変えるべきだ。監督は弱冠28才。
とんでもない若き才人が現れたものだ。次回作どうなの?早くも期待する声がたくさんあるようだ。


 Sさんは「ユージュアルサスペクツの二の舞にならないといいけど…」ポツリそうつぶやいていた。
あれもまたラストが強烈。しかし、その監督は完全に商業主義に魂を売ってしまった。
つい先日見た「バードマン」と比較すると、カメラワークや色彩は劣るが、内容は互角である。


 いや、もしかしたら「セッション」に軍配があがるかも。ちなみにジャズ畑人間は否定派多数。
音楽的にどうだこうだとごたくならべているらしい。四角四面だよな。
あれは人間ドラマ。ジャズを通して描いたフィクションである。頭を柔らかくして見よう。






平馬
# by h72ogn | 2015-04-22 12:08

ビア事情

 日本で1番人気のビールは「アサヒスーパードライ」なんだって。




 ボクのまわりでも、ドライの“のど越し”がたまらん!という人が大勢いる。
どうやらビールって2通りの楽しみ方があるようで、それは舌と喉のような気がする。
つまり味わうタイプの人と、ごくごく飲むタイプの人で分かれているのかも。


 ボクは5年前まではバドワイザーみたいな軽めを好んでいたが、今はもう完全に逆。
きっかけはシカゴツアーの8日間。すっかりエールビール党になってしまった。味は濃くて苦い。
一般的なビールだとモルツ。プレミアムの付かない純正「モルツ」が1番しっくりくる。


 ハイネケンの小瓶もいい。これもちゃんときっかけがある。先月のことだ。
BIG LUCKがこのビールを差し入れしてくれた。すでにワインに変えていたが、せっかくだからと。
栓抜きで開けて飲む手間も演出のひとつ。思わず「ウマイ!」と唸ってしまった。


 ようやく気温が上がりビールの季節になってきた。缶より瓶。いや、生よりも瓶だな。






平馬
# by h72ogn | 2015-04-20 09:28

1度は見ておけ

 たま~にTea-kとメールでやりとりする。




 彼はベーシスト。最近はライヴから遠ざかっている「FFBO」のメンバーでもある。
それから映画通。クリント・イーストウッドの大ファン。家に直筆サインも所蔵していた。
特に5~70年代のブルーズやロックが大好物。来日アーティストの公演によく足を運んでいる人だ。


 昨年、ウイルス性腸炎でドタキャンしたポール・マッカートニーが来週再来日公演を行う。
東京ドーム、大阪・京セラドーム、そして日本武道館。「行くの?」とTea-kに聞かれた。
¥18000を支払ってまでと思っているので、たぶん今回は行かないと思います。そんな返信をした。




 熱烈なビートルズファンの方々が口を揃えて言うことがある。「1度は見ておくべき」と。
ポールはすでに70才をとうに過ぎており、前回同様いつ何があっても不思議ではない年齢なのだ。
中高年のオヤジが、生聴きの「ヘイジュード」で号泣していたりするらしい。


 まさに異様な光景なのだけど、より思い入れが強い人は60~70才台の人たちだ。

 そういう自分も「ゴールデンスランバー」を聴いたら涙腺崩壊まちがいなし。

 ん~、再度検討してみるか。






平馬
# by h72ogn | 2015-04-19 13:46

大遅刻

「待ち合わせ場所は改札口でよろしい?」


 今日、小田原で友達Yと飲む約束があり、彼から確認のメールが昨日あった。ボクは・・


「少し早めに行くつもりだから、○○の前に集合にして下さい」と返信。


 折り返しのメールがすぐ来る。


「日にち間違ってるでしょ?約束は今日だよ!」


 えーーーっ!やっちまった!大チョンボだーっ!小田原まで電車で約50分。すぐ伊東線に乗る。
Yは近くの焼鳥屋で1人飲みしてくれるという。集合時間から75分遅れで到着。ごめんなさい。
まずは唐揚げ専門店「三平」で乾杯。鶏唐揚げ、モツ煮込み、鶏たたき、お新香を食べた。


 生ホッピーがあるの?珍しいな~。さて腹が落ち着いたところで次の店に移動だ。
マスターに「日本酒と魚」が美味い店を聞き出す。少し歩いた。小田原城の近くにあるらしい。
あ、そういえばこの近くに高校時代に利用していたスタジオがあるはず。Yもバンドやっていた。


 あるわけないよ、なんて言いながら探してみるも、スタジオの場所さえも忘れていて断念。
日本酒と魚の店をスルーして、我々2人は夜の小田原を“徘徊”したのだった。






平馬
# by h72ogn | 2015-04-18 11:48

うろつこう

 昨日をもって冬は完全に姿を消した。




 桜が咲いてからの寒戻り。そして長雨。3月終わりに花見をしておいてよかった。
あの日もギリギリ曇り。午後3時を過ぎて雨が降り出す。超絶雨男モリが合流して雲行きが…
先発隊は10時からやっていたのか。ボクは11時30分到着。十分楽しんだ。


 2月下旬はタイ・カンボジアへ。雪がちらつく東京から一気に熱帯気候。最高気温32℃
帰国してしばらく真冬日がつづく。3月下旬から春めいた陽気になったものの、再び気温急降下。
例年よりも、行ったり来たりの季節を送った感じがした。これからは真の行楽日和になる。


 そういう時こそ、みんながみんなあちこちあてのない旅をすべきである。どこでもいい。
北へ向かっても凍える寒さの地域は一握りでしょう。新幹線開通の富山や金沢はパスすべきか。
酒好きならご当地ものにありつきたいものである。酒蔵見学とかできたら最高だなぁ。


 熊や蛇だって冬眠から目覚める時期なのだ。人間様がいつもと同じ毎日では淋しいではないか。











平馬
# by h72ogn | 2015-04-17 12:53

男と女

 男は男。女は女。




 ついでに言い足すとオカマはオカマだ。性別は読んで字の如く、“性”と“別”でしょう。
どうしたって、互いに入ってはいけない領域がある。こじ開けてはならない扉があるのだ。
たとえそこに踏み込んでも、男は女に、女は男に敵わない。真似事にもならないんじゃないか。


 社会、芸能、芸術、政治、音楽、いろいろある。たとえばつい最近見た「バードマン」もそう。
イニャリトゥ監督は脚本も手がけている。あの作品は女性には絶対に描けない。
その反対に、西川美和監督「夢売るふたり」や「ゆれる」などは、男にはとうてい無理だろう。


 世の中、男女平等をはき違えているバカばかりで呆れ果てるばかりだ。
ボクは最近、男っぷり/女っぷりを感じさせてくれるものしか認めない。
そうなると、では男とは?女とは?を説明しなければならないだろう。


 理屈でいくらでも説明できるが、そういうテーマは書くよりも、断然会話でした方がいい。
1つ言うと、男はもともと女々しい事、気弱な女はこの世にいないって事は知っている。


 男は男。女は女。こんな素晴らしい区別はないではないか。




平馬
# by h72ogn | 2015-04-16 11:27

ヨコハマ

 横浜の横浜を歩いた。



 先週の土曜日、綱島に住む妹宅へ行く。パイ新作Tとオリジナル手拭いを直接届けるのが目的。
家族分4枚。1番最初に袖を通してほしい。なぜって妹の旦那さんがデザインと製作をしたから。
ボクは細かい要求とプリント会社を決めただけ。原案や作業全般は彼(akceeee)の力によるもの。


 ボクの中で鉄則がある。迷っている自分のアイデアは早々にボツにすべし。
その場にいる第3者の構想の方に飛び乗った方が、絶対に出来がよくなるのだ。
企画段階で「Supreme」のパロディなんてどでしょ?そう言われたけど何だかよくわからない。


 けれど5分後に決定させた。しかし、パロディは徹底的にこだわらなければならない。
コミックバンドの演奏がめちゃくちゃハイレベルなのは、ちゃんとした理由があるのだ。
「冗談」を通用させる掟。オチャラケの裏側に隠された「技術」「品質」「計算」が必ずある。



 パイの新作Tにその“こだわり”を少しでも感じてもらえたらうれしい。
とりあえず作り手2名は満足しています(笑)。横浜の話をしようと思って書きはじめたが…
前置きが長くなりすぎた。横浜話はもうどうでもいいだろ。どうもね。





平馬
# by h72ogn | 2015-04-15 10:24

「バードマン」評

※内容に触れます。

 映画「バードマン」をこれから見る予定の方は絶対に読まないで下さい!!




 この映画は一筋縄にはいかない。頭が混乱する。つまり解釈は自分でどうにもできる物語だ。
過去のイニャリトゥ作品とは大きく違うものの、自力解釈を要する点は同じである。
過去の栄光に引きずられ、精神破綻を起こし、現実/幻覚の狭間を往来している役者リーガン。


 現代。時代は変わり、変わりすぎた事によって大衆の資質も崩壊してしまっている。
その大衆に合わせた商業ムービー、受け入れなければ奈落の底。
落ちぶれたリーガンは学びもせず、難解な文学作品を舞台化する。それで起死回生をはかるが・・


 幾多のトラブルを抱え、幻覚は日々エスカレートしていく。SNSの脅威と無節操さ。
批評家の厳しすぎる正論。娘、先妻、彼女との不一致な関係性までイニャリトゥ監督は描いた。
ラストシーン。自殺?逃亡?あるいはすべて幻覚だったのか?娘の泳ぐ目線とせせら笑い。




 ここで暗転。エンドロールとドラムの音が流れた。ボクの血流は完全に頭に向かっていた。
席を立った時、軽いめまいがしたもん。いったい他の人の解釈はどうなんだ?気になるところだ。

 さすがはイニャリトゥである。今の時代、こんな映画は珍しい。客は見るというより、「挑む」といった意識が必要だからだ。





平馬
# by h72ogn | 2015-04-14 10:12

バードマン

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 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。




 なんだか舌を噛みそうな名前だが、聞いた事のある人は少なくないと思う。
なにせ今年2015年度のアカデミー賞で、4部門獲得した映画「バードマン」の監督だから。
ボクは、難解ものばかりのイニャリトゥ作品が“最優秀作品賞”を獲った事に驚いていた。


 「アモーレスぺロス」「21グラム」「バベル」「ビューティフル」
あぁ、過去のタイトルを思い出しただけで陰鬱な気分になる。ハリウッド作品の明快さ皆無。
だが個人的に1番注目の監督でもある。人間の運命や数奇さを描かせたら右に出る者はいない。


 楽しみにしていた「バードマン」。4/10~ようやく日本で封切りとなった。
ムービル横浜(スクリーン3)で見る。そうきましたか!の世界。内容には触れないでおく。
ただ1つ言えるのは、今までのイニャリトゥ監督の作風とは大きく違う。笑える場面も多い。


 ボクが最も響いたのは音楽だ。ほとんどドラムオンリーの曲。え!アントニオ・サンチェス!?
「パットメセニー」のドラマーだ。内容、視覚効果、編集、演技、そして音楽。
どれも上質な芸術性を感じた。オススメである。ただし娯楽作と思って観賞すると痛い目にあう。


 ボクはアカデミー賞がどんな基準でノミネート、あるいは受賞となるのか知らないが、
Mキートン(主演)、Aサンチェス(音楽)、この2人こそが今作の“肝”だったように思う。
彼らあって「バードマン」は類い稀な個性とリアリティのある映画になったといえる。








平馬
# by h72ogn | 2015-04-13 17:43